UPDATE:20150201 タクシーの乗り方、支払い方法を追記しました。
自転車型タクシーは絶滅。
シクロと呼ばれる自転車型のタクシーが走っていたのも今は昔。シクロは観光専用に一部が残るのみとなりました。成長途中のベトナムでも、移動手段は車が主流になりつつあります。現在、ハノイには100社以上のタクシーが走っているそうです。
ベトナムタクシーの形態
1.日本のように会社が大量のタクシーを所有し運用する
2.会社とドライバーが折半でタクシーを購入し運用する
3.ドライバーが個人でタクシーを運用する
主にこの三種類が存在します。一番安全なのは当然のことながら1番の企業運用のタクシー会社。地元の人や、在住日本人からヒアリングした結果以下のタクシー会社は乗って安心なようです。
1.TAXI GROUP(写真の白いトヨタ車が目印)
2.Mailin TAXI(緑色のロゴが目印)
その他のタクシーが完全に危ないとは言い切れませんが、ベトナムの人曰く「私たちは危ないか良いか見分けが付くけど、他の国の人にはわからない!」のだとか。
多いトラブルとしては『メーターが違法改造で、ものすごいスピードで課金される』、『野っ原の真ん中で降ろすと脅され金を要求される(実際に降ろされるケースもある)』、などかなり危ない話もあります。
ちなみに大規模な会社だと、車両の整備も思った以上にしっかりやっているので、その点での安全性も高いと言えます。
1の会社は全車両トヨタだけしか使っていません。値段の高い日本車をあえて導入し、信用を上げようとしている事が良く分かります。
ベトナムにおけるタクシーの乗り方、支払い方法
ベトナムでのタクシーの乗り方は、日本と全く同じです。ハノイでのタクシーの乗り方:
1.手を上げて車を停車させる。
2.乗ったら行き先を告げる。英語が分からない人が多いので、住所をメモしておくと良い。
3.到着したら、メーター通り料金を支払う。現金、クレジットカードが使用可。
4.レシートをもらう。お願いしないと出てこない事もある。
私が一番驚いたのは、クレジットカードが使える事でした。日本のタクシーと同様、精算用の車載機が搭載されているのです。
マスター、ビザ、そしてJCBまで使えるので、不自由することはないでしょう。PINコードが分からないと使えないのでご注意ください。
※ややこしい話ですが、ホーチミン市のタクシーではクレジットカードが使えない事が多いです。
なお、長期滞在の方は、プリペイドや後払いが可能なタクシーカードを手配する手法もあります。
上級者向け:電話でタクシーを呼ぶ
コールセンターに電話をすれば任意の場所にタクシーを呼ぶ事も出来ます。私はたまに電話して呼び出しています。ただし、通りの名前の発音が難しいので、なかなか伝わりにくい欠点があります。何か目印があれば、そこに呼んでしまうのが早いでしょう。
タクシー会社間の縄張り争い
日本人が泊まりそうなホテルや、日本料理屋の周辺では、タクシーが待っている事がほとんどです。稀に縄張り争いがあるのか、自分の使いたい会社のタクシーが居ない事もあります。その場合でも、スタッフに頼めば呼んでもらえますので、ご安心ください。
ドライバーの個性
ここまで乗り方を詳しく書きましたが、時折軽微なトラブルに見舞われる事もあるでしょう。道が伝わらない、お釣りが少ない、そんな時は努力して対処するしかありません。しかし時には、良いドライバーに当たる事もあります。
ポータブルナビを搭載しているハイテクドライバーや、「俺の友達は神奈川に居るよ!」と話をしてくれる人もいます。
そんな彼らとコミュニケーションを取る事も、この国を知る為の手段の一つと言えます。