ベトナムで賃貸物件を探す
今回はハノイのある不動産仲介業者さんにお願いして住宅を案内してもらいました。日本で家を探した経験があればまったくやり方は同じです。①こちらから条件を提示する。
②物件の提案を受ける。
③その中から見学し、物件を決定する。
④契約
わけあって数ヶ月前に家を探したばかりでしたので、何の混乱も無く進めることが出来ました。それまで家など探したことが無かったので、日本で経験しておいて良かったと思います。
基本的には日本人の方が主担当、サブでベトナムの方がついてもらえます。日系の不動産会社は沢山あるらしいので、当たりかハズレかは運でしょう。事情に明るい人に紹介してもらう方が無難です。大抵「仲介手数料ゼロ」などと書かれていますが、大家からのキックバックを考えた家賃になっているのでその点は理解しておきましょう。
私が重視するのは、清潔感と使い勝手、景色。特に家の周りの状況がとても重要です。例えば子供が自由に遊んでいれば安全性は高いと言えるでしょう。毎日気持ち良く帰って、しっかり疲れを癒せること、安心して暮らせることが一番です。
周囲に日本人が暮らしている方が良い?
今通っている場所がかなりの中心地だと言うこともありますが、提案を受けた物件も街中のマンションばかりでした。確かに通勤は楽ですし、設備や周辺のレストランなども充実しています。ただ一つ問題だったのは、”とても日本人が多い”との事実。オーナー側がターゲットを日本人に絞っていることもあり、日本人入居率100%という家が驚くほど沢山あります。
あるアパートの前で車に乗ろうとしたら、白い割烹着を着たお兄ちゃんがカブで現れました。手には大量の幕の内弁当が入ったビニール袋。ランチ弁当の配達です。そりゃあ割烹着にカブって日本の代表選手みたいで落ち着きますけど笑、私にとっては微妙な風景でした。
こればかりは人それぞれの考え方の違いですが、ベトナムに来て日本人にばかり会っていても、現地の空気感が分からなくなってしまうと思うのです。
交渉次第で面白い条件が付けられるベトナムの賃貸
ベトナムの賃貸契約で面白いのは、最初だろうが後だろうが交渉次第で条件を変更出来ることです。私は日本人だからお箸が欲しいんですけど・・・と冗談のつもりで言ったら、オーナーが木の箸の束を買ってきてくれました笑。ついでに勉強机をオーダーするとこれもOK。オーナーが「確かにそれは必要だ」と納得すれば通るとのこと。良くあるパターンは電気代を家賃に含めるとか、洗濯サービスを無料で付けるといった現実的なチョイスです。
私の場合は遊びに来たわけではありませんから、そこまで贅沢なことは言える立場ではありません。でも思い切って主張することも、海外で暮らす上での大切な勉強になると思います。
日本人の居ないエリアを選ぶ
さてそんなこんなで、街の外周にある静かな物件を選ぶことが出来ました。契約に至るまでが非常に大変だったのですが、それも勉強です。偶然の連続ながら、結局最後は全部英語での契約となってしまったんですね。面白い経験だなと感じる一方で、ミスったら笑えない!と大変胃が痛みます笑。
少々買い物は不便な場所ですが、日本が何でもあるすぎるだけだと自分に言い聞かせて我慢します。これから数ヶ月お世話になる人生初の海外拠点です。ちょっと疲れていましたが、また元気が戻ってきました!ここからもっと色々なことをやっていきたいと思います。