ハノイ・ビンコムセンターの様子
以前どこかで触れたと思いますが、ハノイはとにかく個人店が多く、チェーン店に慣れた日本人には大変厳しいところがあります。だーれもいない店内に入っていって、『これ食べたい、これください』なんて言えない言えない・・・。私は最初の数日間飢え死にするんじゃないか?と本当に心配になりました。慣れれば入りやすいお店も沢山ありますし、私も記事内でご紹介していきますのでご安心ください。
さてビンコムセンターの中に入りますと、普通のショッピングモールです。至って海外と何も変わりません。いまいち知らないブランドが多いのは難点ですが、食べ物屋もいくつかあって物を絞ればそこそこ使えそうです。
1階はお約束の化粧品・ブランド品コーナー。ベトナムは何かと輸入品に関税が掛かっているので、海外品は安くありません。買い物目的で来たとすればガッカリすることでしょう。
それにしてもこのKanebo-Vietnamはちょっとやる気を感じません。私は化粧品を買いませんが、女性だったとしても絶対入らない気がします。清潔感で白は分かるのですが、照明が悪いのか冷徹なオーラを感じます。
この女性モデルも何となく違和感が。そもそもKaneboが日本のだって皆知ってるんでしょうか。日本=高品質は香港のような発展した街でも通じるのですから、ここでも普通に日本らしさを出せば良いのではと思います。
上階はハイテク家電や、洋服、家具、キッチン用品、スーパーなどが入っています。サムスンストアは初めて見ました。アップルっぽい陳列です。
やはりGalaxyS4は高い。1600万ドン(8万円位)なので、「だったらiPhone派」や「だったら安い中国製派」に火を付けたような気がします。GalaxyS2あたりの方が中間で受けが良かったんでしょうね。(私はあまりに使えなくて売り払いましたが笑)
アメリカで閑古鳥だったソニーストアもここでは大健闘。奥でカメラのセミナーをやっていましたが、(反応はともかくとして)満席。どんどん人が入ってきて、カメラやスマートフォンを触っている人が多かったですね。
テレビはサムスン、パソコンはDell、acer等にやられているので、展示を見る人もまばら。隣のCanonショップもそうでしたが、ビデオカメラ、一眼レフなど付加価値型のカメラはまだ健闘しています。
アパレルは大変高く感じます。日本なら2000円位かと思えるシャツなどが、5000円位します。桁を間違えたかと思いました。
全体的にそんな様子なので、「日本のブランドが来たら全滅させられる」と感じました。物流やライセンスの問題もあるので、そう簡単には参入出来ないのが難点ですが。
ビンコムセンターのレストラン街
最上階はレストラン街。韓国焼肉とかPizzaHat、一人鍋チェーンのKichiKichiや食べ放題などちょっと変わった店があるので面白いです。値段もお手ごろなので、夕食に使ってみようかなと思います。PizzaHatの混み具合が凄かったです(シェア出来て割安だから?)ところで思ったのですが、”韓国系”のお店が多いような気がします。広告も韓国が多いし、そちらの業者が企画、運営しているのかもしれません。日本はホントこう言った”総力戦”はダメですね・・・。
日本の名誉のために付け加えると、トミカは結構「何だこれ?」って見ている子が多かったです。今トミカってベトナム製なんですね。それと本屋のドラえもん。子供が走ってきていきなり立読みしています。ドラえもんは絵柄の入ったTシャツを着ている人も多くて、結構知名度がありそう。コナンも良く見かけます。
最後はゲームセンター。あーイニシャルDの古いバージョンがそのまま置いてあるではありませんか!運転出来なくてストレスたまっているので、たまに来て箱根を攻めたいと思います!!
日本の店舗運営に勝ち目はある
さて色々な事を発見しましたが、結構面白かったです。ベトナムでここに買い物へ来るのはまだ一握りの方だけでしょうが、10年経ったらどう化けるか分かりません。まだまだ品質やサービスレベル、陳列方法などがチープなので、その点日本のクオリティをお見舞いしてあげたいな~なんて思います。このまま韓国や中国の企業に不戦敗でいいんでしょうか?無印やユニクロの当たり前な店舗運営が、ここではまだまだハイクオリティです。