ベトナムでもまぐろが獲れる
「鉄火丼食べに行こうか~」との一声でお昼は赤く輝くドンブリと相成りました。そうめんもついて彩が良いです。
ベトナムに慣れてくると、だんだんそうめんだか、ブン(米の麺)なんだか見分けがつかず怖く(?)なってきます。一口食べると「あーやっぱりそうめんって違う!」と妙に感動します。つゆも日本人にはホッとする味です。
見ての通りこのマグロは身が大きくて色も綺麗です。食べてみると安い丼にありがちな、変な生臭さや鉄分ぽいお味などは一切ありません。流石そのあたりはハイクラスレストランのプライオリティを感じます。
ところでこのマグロはどこのマグロなんでしょうか。本当にちゃんとしていれば、まず考えられるのは『築地直送』。しかしこのランチの値段では厳しいかもしれません。ディナーがメインでしょうから、ついで使用ならまだ分かるかも。
う~んと考えていたら、「マグロはベトナムでもとれるよー」と一言。えっ?!マグロなんてとれるんですか?詳しく聞いてみると近海漁業で魚を捕ってくるのだとか。三菱商事さんが関連事業に携わっているそうです。
そうすると私達がファミレスで食べる鉄火丼とか、どこかの牛丼屋で出てくる塊みたいなネギトロとかは、インド洋だけではなくベトナム産が入っているかもしれません。それでも一つ疑問なのはとり方です。
ベトナムにもまぐろ漁船がある?
たまにテレビで放送している「大間のまぐろとり密着」を思い出してみてください。・魚群探知機が旧式だから全然とれないという苦しい声・・・。
・エンジンがボロくて、最新の船に追いつけない・・・。
・一攫千金・・・。
・とれたら電気ショックを与えて失神させる・・・。
とにかく”弱肉強食”で、苦しいイメージが付きまといます。まさかベトナムにも大間みたいなムキムキマッチョな男達ががいて、高級装備の漁船で今日も明日も漁をするのでしょうか。
結局私の頭の中には真っ黒に日焼けした、半袖、短パン、ビーさんのおっちゃんが網を引いている風景しか思い浮かびません笑。だってここはベトナムですから・・・。でも真面目な話、どんな形で取って、どんな方法で出荷しているのか見てみたいです。日本の生活は本当に海外によって支えられているのですね。