あまり良くないハノイのご飯事情
以前から度々触れているように、ご飯事情は外国人からすると最悪です。レストランは沢山ありますがが、メニューも値段も書いておらず全く意味不明。その割に「おいでおいで~」とか言われるのでボッタくるつもりだろ!と警戒してしまいます。(実際は真面目な店の方が多い)楽をしようとファストフードを探してもなかなかありません。ここに牛丼屋があったら絶対通うなと思います。日本では1年に数回食べれば良い方だったのですが。
解決策が無いわけではありません。たまに比較的大きくて綺麗なカフェが点在しているので、そこに入ればまず失敗はありません。コーヒーより料理が美味しい店はいっぱいあるので、観光客も困ったらそこへ行けば良いでしょう。
ピザハットやケンタッキーなどもあるのですが、バイクで行けるような場所が多いので現状では行き辛いです。まだまだ規制が厳しく、おいそれと色々なブランドが入って来れないのだとか。
バイク優先社会、徒歩移動が出来ない
自由に動き回れないのもキツイところです。とにかくバイクだらけなので、横断歩道すらまともに無い場所も結構多いです。そういう時は↑みたいな道をすり抜けながら横断します。私はバイク禁止なので、移動しようとなると全部タクシーになります。タクシーはタクシーで電話で呼んで、運転手に住所を伝えて・・・となかなか面倒。日本語は通じないし、同じ住所が二つあって、別の方に行ってしまったり・・・。
あまりにもヒドイ運転手ばかりにあたる時期があって、ついぞ我慢ならずタクシー会社の営業マンを呼び出して「客商売なのだから、何とかしなさい!」とクレームを付けたこともあります。 海外だろうとその辺は一緒ですよ。言わないと分かりません。
離れると恋しくなるハノイ
全体として思うのは、私のような近代的な世界に慣れた人にはかなり抵抗がある場所ですが、私の父くらいの世代には「懐かしい」場所なんだろうなということです。今の日本は恐ろしい位になんでもあって、安全で、綺麗ですけど、昔はそんなにインフラなんて無かったんでしょうね。東京オリンピックと合わせて、東京タワーが出来たり、新幹線が出来たり、あれでガラッと世界が変ったのではないでしょうか。
ちょっとハノイの外へ出ると、どこへ行っても道路工事をしています。多分私がオジサンになってまたやってきたら「あれ全然違う!」の世界になってしまうのでしょう。散々、汚くて入れないと思ったフォー屋も、品物が全然無いくせに偉そうな商店も、きっと消えていく気がします。
私が読んだ本に書いてありました『ハノイってどうしようもなくて悪口ばっかり出てくるんだけど、一歩外に出るとまた来たくなるんだよな』と。そう言えばホーチミンに行った時、妙にハノイが恋しくなったような。