ピザハットベトナムの店内
内装はベトナムっぽくなく、かなり落ち着いていてオシャレな感じです。大変清潔で、まずその時点で『入って良かったかも』と感じます。店員さんは終始ナチュラルな笑顔(男性は真面目過ぎて逆に笑っていない・・・)。ゆっくりながら、英語も問題無し。動きが機敏で無駄がありません。たまにあるやる気の無い日本のファミレスより全然上ですよ。
メニューはピザをメインに、サラダ、フライドチキン系、ライス、デザートなどかなりの数です。日本だとケンタッキーと同系列なので素材を相互利用していますが、こちらでも似たような感じかもしれません。
朝食べず、お昼は軽くだったので、ピザとパスタを両方頼んでみました。カレー風味のチキン味を頼んだのですが、売り切れとのこと。変わりに他のチキン系を頼みます。これで89,000VND、高い。小さいので思わず『あ、これピザ?!』って聞いてしまいました。
店員さんはやっぱり笑顔で、『そうですよ、チキンをオーダーされましたよね?』と自然な対応です。肝心の味ですが、アツアツで結構美味しく失礼ながらビックリ。小さいのですが、あのパンピザの食べ応えがしっかりあります。具もしっかりしてて○。もっと冷凍食品っぽいのを想像していたので、これならOKです。何だかんだでこれだけでお腹が膨れます。
オペレーションのレベルが高い
夕食時間の少し前に入店したためか、途中でミーティングが始まりました。今日もしっかりやりましょう!っていう気合入れですかね。結構人数が多いです。ビールは何故か333(バーバーバー)。ハノイの友人に「それはサイゴンのビールだろ」って全否定されたあれです。全国に供給する契約でも結んでるのでしょうか。スーパーでも普通に売ってますけどね。もちろんここで飲むと価格は販売価格の数倍になりますのでご用心。私は知っててオーダーしたので良いです。
パスタは「アメリカンパスタ」と言う訳の分からないもの。69,000VND。やはり高い。麵の茹で加減、温かさはバッチリなんですが『味が無い・・・』のです。うーん。お肉はカップヌードルの乾燥肉ソックリだし、ちょっとパスタはハズレですね。量は十分です。
全体的に見て、大きめのピザを頼んで、皆で分けるなら結構お徳かもしれません。普通に美味しいですし、何より居心地が良い。まさかベトナムで、こんなホスピタリティの高い所があるとは思いませんでした。
テーブルチェックですが、会計の時に『○○万ドンいただきました!』と、受け取った額を読み返されたのもこの国では初めてです。
若い人にとっては『サービスの良さ、値段、味の良さ』がそれぞれがバランス良く、魅力的なのかもしれません。ベトナムだから、アジアだから、と手を抜く会社もあるでしょうけど、それでは人は来ないんだなーと、とても勉強になりました。
私の勝手な思い込みかもしれませんが、日々街を見ていると、『段々プラスチックの椅子から離れている人が増えているのかも』と思うのです。路上で当たり前のように繰り返されていた風景が、ケンタッキーやロッテリア、地元の室内型カフェにどんどん切り替わっているような気がするのです。
”目利き”であるベトナムの人たちに経済力が付き始め、少しでも良い方を選択しだしているのかもしれません。寂しいですが、これが時代の流れなのだと思います。