留学しなくても何とかなる
私は、何とか生きていけるレベルで英語が話せます。この話をすると、90%程度の確率で、『留学してたんですね』
とか
『ああ帰国子女ですか』
などと、様々な人種の人に言われます。先日もカンボジアの人に「英語ウマいですね!」と褒められました。しかし残念ながらそんな経験は全くありません。
中学生の時を思い出すと、それはそれは悲惨なものでした。とにかく『英語が嫌い』で、真面目に泣きながら宿題をやったものです。当然いつも成績は普通以下。社会は「5」なのに、英語は2~3しかどうやっても取れません。
その頃通っていた塾の先生(大学生)はアメリカからの帰国子女だったので、本当に羨ましかったです。会う度にちょっと英語を話してみてください!とお願いすると、いつも『モ、モティ~?』という言葉が返ってきました。
モティーって何だか分かりますか?。実はこれMOTHERの誤った読み方なのです。ある生徒が、マザーを真面目な顔でモティーと読んでしまったことから、私達の伝説になりました。こうやって言葉で遊べる位もっと英語を知りたいと思ったのは言うまでもありません。
その後大学受験も比較的曖昧な勉強しかしませんでしたが、「いつかは使うだろ~」との理由だけで英語のみコツコツやり続けました。そんなこんなで、とても良い先生に出会ったり、一人でニューヨークに突撃したりしながら徐々に使えるようになったのです。何でも一人で突っ込んでいくのは怖かったですが、アメリカのスケールの大きさに痛く感動しました。
"I can't speak English."を封印する
私がバイブルにしている「ニューヨークを楽しもう」というタイトルの本に、『英語は出来ませんと言わないのが、上手く楽しむコツです。例え少し間違ってても、相手は理解してくれるし、それが一番良いのです。』と書いてありました。何故語学がつまらなくなるか。それは文法と発音にこだわるからでしょう。私の場合、文法は相変わらず勉強中ですし、発音も単なるCNNのモノマネに過ぎません。でも、世界中の若者も皆そんなレベルです。特にベトナムは何を言っているか半分以上分からない事もあります。
昔父親に言われたのは「アジアの子供達は、読み書き出来なくても、英語を話して物を売ってるぞ!」でした。日本人が長年勉強していつまで経っても英語が話せないのは、生きるために必要無いからかもしれません。
英語以外へのステップアップ
今はベトナム語を勉強していますが、これもまあまあ適当に話を出来るようになって、次はスペイン語などもやってみたいですね。あれが話せれば、北米と南米に強くなりますから。その他に、プログラムも言語みたいなものですし、色々やってもっと幅を広げたいものです。最後に一つ面白い英語をご紹介。先日ネットで知りました。
Envy is the companion of honor.
「出る杭は打たれる」(直訳すると”嫉妬は名声の道連れ・お供”)日本の社会では良くある話です。これからの時代、5年後にどうなるかなんて分かりませんから、努力する位はいいじゃないかと私は勝手に思っています。
おまけ:ニューヨークの想い出
久しぶりに写真を見ていたら、ニューヨークのベーグルを思い出しました。デリで買うコーヒーとベーグルは、本当に美味しいです。これを持って街を歩くだけで、映画の主人公になれる気がします。アムトラックに乗ってワシントンD.C.も行ったんですよね。私はフォレスト・ガンプが好きなので、大変感動しました。