アジアの隼で昔のベトナムが分かる
あらすじをわざわざ解説するのは野暮ですから、詳しくはAmazonの説明を読んでいただくとして、この本の舞台となっているのはおおよそ20年前のベトナム・ハノイです。ドイモイ政策と、"楽園"への参入(今はミャンマーが最後の楽園と言われていますが・・・)、街の様子が書かれているので、今を見ている私としては何かと面白いわけです。例えば、先日紹介したソフィテルメトロポールホテルが、実は"復活"したものであるとか、タクシーはメーターではなく交渉だったとか、そのあたりが実に興味深いです。
それから20年。結局今の時点でもマクドナルドすら"will"の状態であり、まだまだ参入ラッシュは続いているわけです。その間に多くの企業や人が入ってきては、成功したり、消えたりしてきたことでしょう。何事もそうですが楽園や王道などと言う楽な話は存在しません。
人生に勝ち負けは無いぞと、地方に住む私の友人は口をすっぱくして言います。正にその通りです。しかし残念ながらビジネスとか、金儲けはそうはいかないんですね。個人個人の人生はいくらでもやり直せますし、20代~30代で人生決まると言うのも単なる都市伝説です。
ただ、商売と言うのは厳しいもので、再挑戦が認められるのは本当に僅かな場合だけでしょう。私もまだまだ"これで食っていくぞ"と決めていませんが、それだけ仕事と言うのは時間を掛けて考えるべきことだと思うのです。就職活動で一発勝負なんて、それ無理じゃない?!と感じます。
私が大学の時に毎日習っていた英会話の先生(アメリカ人)は、世界中動きながら"俺は将来ミステリー作家にでもなろうかな~"と余裕に満ちていました。ニューヨークではかなり有名なコロンビア大学を出ている人でしたが、私と同じ年齢で相当自由にやっていたのがとても印象的です(今は流石に家庭を持たれたそうですが。)
アスリートやお医者さんになるわけではないので、私もそんな感じでいいんだ!と、ビビリつつ偉そうなことを想い続けています笑。
関連記事
カテゴリー: ベトナム|Vietnam , 海外の話題|Foreign Topic