ホスピタリティの専門家
ベトナムに居ると、レストランやホテルに行く機会などが日本よりも増えます。個人利用はもちろん、お付き合いも少なくありません。そんな中あるレストランのSNS情報で"新しい人が入りました"との記載がありました。管理職の方ですが、ホスピタリティの専門家との記載が3回も出てきます。自分の経験値を語る人は多いものの、ホスピタリティを自分の能力として明記する人を私は見たことがありません。日本の大学でもホスピタリティ学部を置いている場所は多くあると聞きます。しかし大学を出た人が、専門家になったとの話までは聞こえてきません。その人の経歴が書いてあったので、プライバシーに抵触しない範囲で書くと、
・上記に該当するような大学に入り勉強をした
・アジアの色々な場所で、関連する仕事を経験した
そう言えば外資系企業の広告を見ていると、ホスピタリティを強調する企業は多いんですよね。つまりそれだけ、商売の重要なポイントとして認識されている証拠です。
日本はプロの区別が曖昧すぎる
日本の場合は良いサービスをして当たり前なので、あまり専門的な区別もされず曖昧になっているのかなと思います。一方でベトナムのように『何故サービスする必要があるのか?!』を本気で知りたがっている国もあるのです。日本にはプロレベルの素質を持った人が沢山いると思いますが、英語が出来ない、自分の意見が主張出来ない、そんなくだらない事でせっかくのビジネスチャンスを失っているとすれば、日本は本当に勿体無いことをしているのではないでしょうか。
ノウハウをタダでサービスする必要など無いのです。日本人は言えば何でもくれる人だと思われていますから、『俺らの技を知ればもっと儲けが増えるぞ。だから教えた分は対価を払って欲しい』とハッキリ言えば良いのです。
日本では「仕事が無い」が流行語になりそうな勢いですが、新しい発想で仕事を作り出していく必要があります。
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