ベトナム南北統一鉄道の線路を容易に封鎖する
写真を見て分かる通り、線路のど真ん中に家具が置かれています。これはイタズラとか、誰かの工作活動ではありません。線路脇が家具製造のミニ工場になっていて、塗装した家具を乾かしているのです。
電車も滅多に来ないし、来たとしても非常に低速なのでこれで問題無いのかもしれません。鉄道側も派手に警笛を鳴らすので、跳ね飛ばすことはまずありません。
日本に居たとき"ベトナム新幹線計画”の記事を見ましたが、この線路を見ると、どこに新幹線なんて通すんだ?!と現実問題を思い知りました。
某国のようにあまり強制収用をしないそうですし、万が一高速鉄道が出来るとしても、それこそ日本のリニアモーターカー実現と同じ位の時期ではないか・・・と感じます。
建設までは出来たとしても、重要なのはそれらを如何に維持するかです。円借款やODAで日本の税金を大量投入しても、結局出来上がったインフラをダメにしてしまう国が沢山あります。
それにしても、この街に高架が増えるとすれば、あまり良い気分ではありません。自然でいっぱいのハノイは、適度にその姿を維持して欲しいものです。