ハノイの居酒屋へ行く
日本では居酒屋に一人で行く事はまずありません。ものすごーくたまに、バーに行ったりはしますが、そこまで楽しめてはいないのかもしれません・・・。ハノイの道端に都合の良い定食屋があるわけも無く、お酒を飲む所で、定食を出してもらうこと位しか思いつきません。週の後半なので、ビールを一杯飲みながら、美味しく夕飯をいただきます。
ところで、私には話し相手が居ない!からか、店員さんがやってきては、私に話し掛けてくれます。日本語が出来る人が多いので、そこそこ会話になるのです。そんな中、一人だけ英語で話をさせてくださいと言う店員さんが現れました。ちょっと珍しいパターンですね。
聞くところによると、彼女は日本語を勉強し始めたばかりなので、得意な英語でもっと話をしたいのだとか。しょうがないですよね・・・日本人は英語出来ないし、なかなかチャンスが来ないのでしょう。ベトナムの人に良くある特殊な癖が少なく、レベルの高さを感じます。
彼女は大学生らしく、もう就職も決まっているそうです。ただ、他の優秀な学生同様”起業家”思考で、経験を積んだら独立したいとのこと。欧米風に言うとアントレプレナー(Entrepreneur)。
つまり、ある程度有名な所に入っても、そこで経験を積んだらサッサと辞めていきます。どうせ会社で頑張っても、給料は増えませんからね。特にこの国の場合は・・・。従って、自分を武器に仕事を進めよう、と考えている人がとても多いのです。
この人が素晴らしいと思ったのは、『サービス』について自分の考えをしっかり持っていたからです。先日のホスピタリティの件でも懸念を述べましたが、”おもてなし”などと言っている割には、日本のサービスは結構曖昧だし、明確な概念が乏しいと思います。
彼女曰く、”サービスは全て根源だと思います。サービスが良ければ、皆さんがくつろげるし、より満足度が向上していくはずです。ここのお店でアルバイトが出来るのは、大きなチャンスだと考えています。私はもっともっとサービスの技を磨きたいです・・・・”とのこと。こんな子と一緒に仕事をしたいと強く思います。
日本の大学生とは一緒に仕事をしたくない
日本でバカなことをやっているバイト達に、こんな事が言えるでしょうか?。無理でしょう。全員が全員同じでは無いのは分かっていますが、徐々に悪い人間が増えてるのも事実ですよね。・・・私は実際に見たのですが、ノイバイ空港の床に座ってトランプをやっているような、清潔感に乏しい、頭の悪い日本の学生達に未来はあるのでしょうか?少なくとも、私が経営者だったら、ベトナム人の女子大生を日本人と同じ給料で雇うような気がします。その方が利益の増える確率が格段に高いからです。
今までろくに苦労もせず、なおかつ可能性の低い人と心中するほど、今の世の中は甘い状況ではありません。今後もどんどんシビアになります。今は、日本人の所得の方が格段に高いわけですが、段々と人種だけで特別扱いされる時代が終わるのではないか、そんな雰囲気を日々感じています。