行きたくなるカンボジアの観光広告
私が気になったのは”カンボジアの観光広告”でした。マレーシアについては最近力を入れているので、日本でも広告を目にしたのですが、カンボジアの広告を見たのはは今回が初めてです。アンコールワットはもちろんですが、私が”ハノイより良い”と言ってしまった、飲み屋街や、その他の観光地などが、実に美しく映し出されます。とにかくアピールポイントがいくつも登場するし、映像がとても綺麗です。これを見たら、ちょっと行ってみたいなと思わせる良い広告と感じます。
意味不明な大阪の広告
一方似たようなタイミングで訳の分からない広告が流れました。突然忍者が現れ、どこかの都市を動き周ります。たこ焼きが出てきたと思うと、外国風の誰この人??な女性が登場し、おもいっきり日本発音でオオサカがどうのこうの~と言って終わります。両者の差はどこにあるでしょうか。前者は『世界中』で流せるクオリティです。つまりターゲットは世界なのです。
後者はどうでしょうか。ターゲットは外国の方のようですが、いきなり忍者やらたこ焼きやらを出されても訳が分かりません。そもそも映像が安っぽい。美しくない。そんな事誰が見ても明白です。単なる自己満足でしかありません。
日本は近年役所を増やして観光に力を入れているらしい???ですが、信じられない位程度が低く海外でのアピールは出来ていません。
本当に日本の魅力ってオタク文化だとか、寿司だとか、そんな程度で終わりですかね。私はこの両者について語れと言われても、I don't know で終わらせます。私個人ではオタク文化の良さがさっぱり分かりませんし・・・。
ありふれた風景こそ輝く
例えば、奈良の飛鳥村を自転車で走れば、稲穂の輝きを見られる時期があります。新潟の海沿いを走れば、突然美しい岸壁が現れることもあります。外国の観光地を観察していれば、”意外とありふれた風景が多い”ことに気がつくはずです。私達からすれば当たり前の事も、知らない人には輝くこともあるという事です。問題の本質を考えるに、結局『外国に行って観察している人が少ない』のでしょう。想像や、形だけ作っても、何一つ結果は生まれません。そもそも何もやる気が無いのならば、それまでです。