排気量のアップが切り札?
ベトナムにとって、バイクは携帯電話のようなものかもしれません。一人1台持つのが当たり前で、人によっては複数台所有して、コレクションのようになっているとも聞きます。私もあるベトナム家庭に出入りしていましたが、家族構成に比べてバイクが微妙に多いように感じました。その割に『壊れない』『壊れてもすぐ治せる』ですから、買い替え需要はさして期待出来ないでしょう。
(Honda ホームページより参照)
一つ期待出来るとすれば、「排気量制限の撤廃」かもしれません。今は比較的小排気量のバイクしか売れないはずですが、日本の250CC、いわゆる”ビックスクータークラス”が売れるようになれば、かなり流行るのではないかと思います。
ベトナムの人はカッコいいのが大好きですし、収納などの実用性も気にします。おまけに若い人が多いので、燃費計のついたデジタルメーターと言った新しい機能が付いていれば、それこそ発狂ものでしょう。少し高くても、頑張ってイイものを選ぶのではないでしょうか。
値段は車に比べれば安いですし、今後の道路整備を考えると、長距離に適したタイプが認められるのは自然の流れでは無いかと考えます。総数を増やさず、産業を保護する方法。完全ではありませんが、一つの策ではないかと感じます。