ハノイエリアの鉄道・地下鉄計画
計画によると、数本の路線がハノイ市内や郊外に向けて走る予定となっています。例えばビンコムメガモールの前の道に高架鉄道が走ったり、市街地の地下を地下鉄が走ったりします。まだまだ計画だけのようですが、空港から南のハノイ市街方向に鉄道を通す予定もあるようです。残念ながらハノイ市内への直結ではなさそうですが、非常に期待出来るものです。
都市部はともかくとして、郊外はまだまだ空き地だらけですし、資金さえ集まれば十分実現可能なプランでしょう。また基本的には各国の借款に頼る事になっています。
数々のプランの中で特に気になったのが、『ハノイ駅 (ガーハノイGa Hanoi)』を乗換え場所とする数本の地下鉄です。
駅を見た事のある人から分かるでしょうが、全く地下鉄なんて通る見込みすら見えません。首都のメイン駅にも関わらず、日本の地方駅にも敵わないような規模感と言えます。
しかしなんだかんだ言いつつ、いざ新規路線が通ると、投資が集中してが地域全体が全て変わっていくのでしょう。
今は駅ナカの休憩所と、周辺のホテルや付嘱のレストラン位しか目につきませんが、新宿や立川みたいに、立派な駅ビルになる日が来るのかもしれません。
自分の子供やら孫に『昔はこんなの無かったんだぞ!』と言える日が来たら、ちょっと面白いですね。
おまけ:ハノイ駅のデザインにまつわるストーリー
ハノイ駅は何故中央とその周囲でデザインが異なるのでしょうか?何でも、かつて北爆にやってきた米軍のB52爆撃機の爆弾が命中し、補修をソビエトスタイルで実施しただからそうです。
元々は植民地としていたフランスのスタイルだったので、デザインがちぐはぐになるのは当たり前のこと。
残念ながら、ベトナムにおける鉄道の地位は低いと言わざるおえませんので、駅を元のデザインに戻そうというような話にならないようです。
ところで、日本の東京駅もB29の爆撃で炎上したわけですから、ここにも日本とベトナムの妙な共通点があります。
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