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2014-12-09

エアバスの旅客機工場見学、アウトバーン疾走1000km ドイツ〜デンマーク高速道路ドライブの旅 Day3-Part2|ハンブルク ドイツ

AIRBUS-BELUGA-no.4-Airplane エアバスベルーガ4号機
アウトバーン疾走1000kmの旅もいよいよ最終日に至りました。前日美しいエルベ川沿いのホテルに泊まった私は、車で10分ほどのエアバスAIRBUS社ハンブルク工場へと足を運びます。お楽しみの旅客機製造工場見学です。




エアバス社の旅客機工場を見学する

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こちらがエアバス社ハンブルク工場の正門です。当たり前ですが、中は撮影禁止。

工場見学で実際に自分の目で確かめることはもちろん、外からでもテスト中の飛行機などを眺める事が可能です。

airbus-parking-sign
まずは車を駐車しなければなりません。

事前にメールで受け取った案内PDFによると、正門を通りすぎて少し進んだ場所に駐車場があるようです。

実際に行ってみると、しっかりとしたゲートが設置されており、従業員のIDカードがないと開きません。

少し待っていると、警備のヒゲおじいさんが笑顔で近づいてきました。見学する旨説明すると、肩を竦めて俺は分からんとのこと。

近くの事務所で聞いてと言われ、とりあえずゲートを開けてくれました。ちなみにここまで全部ドイツ語なので、雰囲気でそのように判断しました。


事務所に入って「すみません〜(←日本語)」と声をかけると、口ピアス標準装備のお姉さまが登場!

しかしながら怖いのは見た目だけで、とても優しく、英語も通じる人でした。見学ツアーの事は良く分からないようでしたが、『好きな所に停めていいわよ!』とあっさり快諾。

思ったより柔軟な対応をしてくれるのだなと、非常に感心したのでした。

エアバス社の航空機工場見学受付

globetrotter-tour
無事車を停めたら、徒歩で正門まで戻ります。

正門の左側に建物があり、1階でツアー会社の人に挨拶をして受付。WEB予約は済んでいますので、パスポートを提示すれば、後はスタッフの人が照合してくれます。

どうもこの建物はエアバス社の福利厚生棟のようです。病院やショップが入っており、社員向けの旅行斡旋の張り紙もちらほら。以前訪問したボーイングのエベレット工場よりも、アットホームな雰囲気を醸し出しています。

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少し待つとガイド役のおば様が登場。格好が若くて生き生きとしたオーラを感じます。思ったよりもツアー客は多く20名ほど。

ヨーロッパの人も居れば、アメリカ人、中東の人など、多国籍です。無線のレシーバーを受取り、注意事項を聞いて、早速工場内へと入ります。

airbus-hamburg-factry-outside
このツアーの素晴らしいところは『専用に作られたツアーでは無い』と言う事です。移動は社員が使う構内バスですし、工員の人がランチを食べている横を歩いたりと、社員目線で見学が可能です。

また、案内役の方も一生懸命に話をしてをしてくれますし、最後に『ごめん!時間が足りないから延長してもよい?』と30分延長。マニュアル通りの決まりきったツアーなら、こんなに面白い経験は出来ないでしょう。




エアバス社はA380の件でスカイマークに怒り爆発気味?

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自分で訪問して見聞きするのが重要ですので、あえてここでは多くを書きません。

そこで、私の中で特に印象に残った「飛行機の発注」と「損益分岐点」に関するお話を取り上げたいと思います。


説明の中で『飛行機は一度発注したら、途中でキャンセルする事はありえません!』と3回ほど繰り返していました。

開発に大変な投資をしている物ですから、一機売ればすぐに利益が出るものではありません。何機も売って、その後やっと利益が出るようになるのです。

また、もしキャンセルされても、宙に浮いた機体を他社がタイミング良く買ってくれるとは限りません。彼らは、大きなリスクを承知で、商売をしているわけです。


ちょうどスカイマークエアラインズのA380購入中止が問題になりましたが、恐らくその事も念頭にあったのでしょう。

スカイマーク社がどんな会社か私は良く知りません。

しかしヨーロッパを代表する企業に喧嘩を売ったのですから、取るべき責任は相当大きいと考えるべきです。

ちなみにA380を買うというニュースを見た時『絶対に失敗するな』と感じました。基礎体力も曖昧な会社が、最高級の飛行機を買うのですから、釣り合う訳がありません。

(エアバス社も、その事は知っていて無理して契約したとの噂もありますが・・・。)

何故こんなに詳しい?

ところで、先ほどから登場しているガイドの方が、やたらと内情に詳しいのは何故でしょう?

確認してみると、エアバスの社員の方でした。購買部門や、品質管理部門などなど、多数の部署を経験している内に『英語が出来るしガイドもお願い』と、ガイド役をお願いされたのだとか。

この人のおかげもあると思いますが、本当に面白い体験が出来ました。これからエアバスの飛行機に乗る時には、ついつい懐かしくなってしまうかもしれません。

エアバス工場見学ツアーの申込み方法

今回お世話になった『GLOBETROTTER TOURS』さんは、以下よりWEB申込みが出来ます。


GLOBETROTTER TOURS:
https://werksfuehrung.de/en/english/single-products/airbus-hamburg/new-tour-from-nov1th/


※英語ガイドのツアーは設定日数が少なくなっていますのでご注意ください

1000km走破!

jaguar-meter
これにて全行程終了です。総走行距離990km程度で空港に着きそうだったので、アウトバーンを直進して、折り返してキリ番を狙いました。

jaguar-steering
巨大で厄介に思えたジャガーも、最後は良き相棒のようなものでとても寂しくなります。

またアウトバーンを疾走して、次は南にでも行ってみたいものです。日本の高速道路はあっという間に走り終わってしまいますが、ヨーロッパやアメリカまで視野を広げれば、まだまだ走っていない場所が沢山あります。

頻繁に行けるものではありませんが、徐々に行動範囲を広げられれば嬉しいところです。たった一度の人生、挑戦すべきことが多すぎて困ります!

ACCESS:Airbus Hamgurg Factory






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