UPDATE:
在ベトナム日本国大使館、掲載情報へのリンクを追加しました。20141228 記載内容を一部修正しました。20150111
ベトナム”30日ルール”の登場
これまで日本人はビザ免除でも15日間であれば滞在する事が出来ました。それ自体は変わりませんが、大きな変化は『一度出国すると、30日間は再入国が出来なくなる』との部分です。例えば、ベトナム好きの日本人が「月初はハノイだけ、月末はホーチミン市へ行こうっと♪」と思っても、月末にホーチミン市へ到着した時点で”入国不可!”と言われてしまうわけです。
ただしあらゆる方法が不可となるわけではありません。事前に日本のベトナム大使館でマルチビザ(期間中複数回の出入国が可能なビザ)を発行してもらえば、止められることはないでしょう。
法律の説明文内に、「空港での到着時ビザ発行=ビザオンアライバル」について記載がありますので、救済処置として運用される事が予想されます。(※日本大使館のHPでも、空港でのビザ発給について明記されている。)
途中降機の場合も要注意(単なる乗り換え=トランジットは問題無し)
特に注意すべきなのは途中降機する方。多いパターンが、ベトナム経由アンコールワット行き(シェムリアップ行き)。ベトナム国内だけでは見る場所が少ないので、周辺国とセットとなるパターンが多いのです。例えば行きにベトナムへ入国、市内観光を楽しんでからカンボジアに向けて出国。帰りにフォーを食べ忘れたからと再度入国しようとすると先のルールに抵触する可能性が高くなります。(※ベトナムへ入国せず、単にトランジットエリア内で乗り換えるだけであれば問題無し。法律の文面にも記載あり。)
パック旅行の方は旅行代理店から指示が出ると思いますが、個人の方は旅程をそれに合わせて変更するか、あらかじめ観光ビザを取得する方が確実でしょう。もちろんビザはいくらか費用も掛かりますので、バックパッカーや学生さんにはちょっと面倒な話ですね。
ベトナム側の、不法滞在者をしっかりと制御したいとの姿勢は正しいことですので、是非ビザ取得費用と言った基礎情報は詳しく提供して欲しいと感じます。
参考リンク
EMBASSY OF THE SOCIALIST REPUBLIC OF VIETNAM IN JAPAN:通知http://www.mofa.gov.vn/vnemb.jp/nr070521170031/nr070521170456/ns141202151205/view
在ベトナム日本国大使館:外国人を対象とするベトナム出入国管理法令の施行(2015年1月1日付)
http://www.vn.emb-japan.go.jp/jp/consulate/jp_Law%20on%20entry,%20exit,%20transit%20in%20Vietnam%202015.html