日本人が居ない銀座のラオックス
私はそこそこ海外に行っている方だ!と自己満足して慣れたふりをしておりますが、ここには素直に驚いてしまいました。ある日銀座を適当に歩いていると、LAOXの免税店が目に入りました。皆さんご存知の通り、LAOXは外資になって以来早々に訪日外国人向けの商売に転換し話題になりました。
(そう言えば、昔は吉祥寺にも旧LAOXがあって、良く行ってましたよ。ヨドバシカメラが出来て、なんと駐輪場になってしまいましたが・・・。)
明らかに日本人はお呼びでありませんが、折角なのでシレッと中に入ってみます。一階は時計などの高級品エリア。まず熱気に圧倒されます。中国系?の方か、皆さん真剣にショーケースを覗いていました。
また上に上がっていくと、定番のお土産物から、お化粧品、炊飯器、キッチン用品など何でもあります。旅行客の人はこういうのが欲しいのかーと納得。電圧の関係か、明らかに私の炊飯器より3倍高額な物が山積み。でも、きっとすぐに売れてしまうのでしょう。
普通のお店で見れば何にも感じませんが、ここに来ると何故だかものすご〜く楽しい感じがします。
当たり前の多言語対応
良く良く見ると、日本人の店員さんが見当たりません・・・。探せば居る?かとは思いますが、中国系の方が多い様です。確かにそうですよね。来るお客様が外国の方なんだから、多言語を操れる人間が重宝されるのは当たり前です。これを見てしまうと、日本の空港の売店とかの低レベルさが際立ちます。国際空港なのに英語が通じていない風景を見ると・・・。
訪日旅行だなんだと言っても、真剣に受け入れる気がある人はどれだけ居るのでしょう。HPとか広告をむやみに載せるのと一緒で、とりあえず外国向け、TAXFREEと出しておけば良いとの風潮を感じます。
外国から学ぼうとするとそれだけで怒り出す人が居ますが、『美味しいとこ取り』に国境はありません。私も近くの異国で、ほんの少し何をすべきか分かったような気がしました。たまには意外な場所で、知らない相手を知る活動はいかがでしょうか?