2015-01-28

オフショアリング。アジアへ移転するコールセンターと雇用減少の話|ベトナム

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先日の午後。久しぶりにあるコールセンターへと連絡を取りました。いつも通り日本人が出るものと思っていたら、待っていたのは礼儀正しい”アジアの声”でした。




地方のコールセンター

今時、インターネットで手続き出来ない事がまだまだ残っているものです。例えばJALマイレージバンクのキャンペーン登録(一部)や、光ファイバーのインフラ会社など。今回私が連絡したのもある通信事業者でした。

元から日本国内では、コールセンターは地方都市へ置くことが多いと聞きます。以前福岡に住んでいたので、『ソフトバンク系コールセンター』の求人はよく見かけました。(孫正義氏はちゃんと自分の地元に雇用を作っているわけですから偉いと思います。)

今回もきっと地方都市につながったと思ったのですが、出てきた相手がアジア系の発音をする外国の方だったのです。従って海外につながったか、それとも外国の人を日本で雇用しているかのどちらかだと悟りました。

海外に出て行くコールセンターの仕事

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最近では日本語対応可能なコールセンターを海外に作る事が当たり前になってきました。直近ですと三井物産系のもしもしホットライン社が、ベトナムへ進出していますし、似たような話がマレーシア、古くは中国・大連などでも多く聞かれます。

頻繁に東南アジアへ行く人ならすぐ分かると思いますが、日本語が出来るとすれば、大抵英語も勉強しているものです。私が社長なら、日本語だけ出来る人と、英語だけ出来る人を2人雇うより、母国語と合わせて3言語出来る人を1人雇うでしょう。

電話に出た方は、大変流暢なだけでなく、本当に知識がしっかりしており、真剣にやっているのが良く分かったのです。役に立ったので、「すごく助かりました!」と言ったら、笑いながらとても嬉しそうな声が返ってきましたよ。

こんなに気持ち良く電話出来るなら、かける側も嬉しくなりますよね。雇う側からすれば、給料面(コスト)での差が一番だと思いますが、副次的にCSを向上させる効果があるかもしれません。まだまだアジアには一生懸命さがありますから、それが目に見えない部分で出るのです。


雇用が海外に出ていく、または日本国内で外国人に喰われてゆくのは事実です。でも、私もそうですが、自分が努力していないからこそ、仕事が”逃げていってしまう”と考える事も出来ます。

英語が出来る、相手を喜ばせるコツを知っている、誰にも負けない応用力を持っている・・・例えば給料を払うだけに見合う価値を持っていれば、決してアジアの人々にはまだまだ負けないと思うのです。




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