ユーザーが見えていない日本の空港
世界的に見ると日本の空港の立場はかなり低いと言えるでしょう。何故ならハブ空港(乗り継ぎ地点)として蚊帳の外になっているからです。最近では羽田空港の国際線が再度拡張され、韓国の仁川空港と競いあっているとの話も聞きます。
しかしユーザー向けのラウンジ等設備面での配慮が至らず、海外の空港と勝負になっていない面もあるのです。
(航空会社が羽田空港へ就航するためには、成田空港へも就航しなければならないという、意味不明な縛りも日本が敬遠される理由のようです)
世界的な競争に遅れを取る中、成田ではLCCターミナルの建設という新たな取り組みが実行されたのです。
シンプルな成田空港ターミナル3
内部の写真は他のソースをご参照いただければと思いますが、中はLCC相応にシンプルな構造になるようです。ただし、導線を分かり易くする路面塗装を取り入れるなど、むしろ今のターミナルにもフィードバック出来るほどの新しい設計も加わるとのこと。
位置的にはターミナル2の並びになるので、公共交通の最寄り駅も事実上ターミナル2になるように思います。
日本で良くあるパターンは、一度造ったらそのまま改善せず放置してしまうこと。時代の流れに合わせて常に進化していく”進化系ターミナル”となっていく事を期待したいところです。