特に理由も無く台湾高速鉄道で台中へ
どうしても台湾の新幹線に乗ってみたかった私。台湾新幹線にはいくつか駅がありますが、桃園や板橋(台湾にも板橋駅がある)では近すぎ、一方で台南は遠すぎます。そこで間をとって台中を選択したわけです。決して鉄道マニアでは無いので、単に日本の技術輸出がどんなレベルか見てみたかったのでした。
車両は日本、一方で信号システム等を欧米系とする”ハイブリッド採用”をしたためか、チケットの購買システムが日本とは異なります。
JRの切符の仕組みは大変分かり辛いので、単純な構成のこちらのチケットの方が好みです。自動発券機で行き先を押していけばすぐに購入出来ますし、ネット予約ももちろん可能です。
安全のためか、乗車時間が近づくまでホームに降りることが出来ません。乗車人数や便数が日本ほど多くないので、安全配慮に余裕があります。
こちらはプラットフォーム。この辺りの設計は日本と変わりません。時折親子連れが先頭車両に来て写真を撮っています。
座席や車内販売は日本の新幹線とソックリ
シートカバーがM電機社だったり、車内販売にどら焼きやら駅弁があったり、どうにも日本とそっくりです。そもそもメニューに日本語まで書いてあります。
日本人からすれば安いのですが、外のお店と比べると1.5倍〜2倍程度の価格設定。実際車内販売で買っている人は少なく、販売担当の方もやや暗い表情。
高速鉄道自体の経営状態が悪いと聞くので、日本の一部路線と同様廃止されてしまうかもしれません。
加速の様子は日本の新幹線と全く同じです。風景もまるで上越新幹線かと錯覚してしまいます。距離が近いので、ふと気がつけば台中へ到着していました。
『これは東京駅の新しいホームだぞ!』と言われても、写真だけでは判断がつかないかもしれません。
何故かバカ売れ。台中駅の駅弁
駅はとても立派で、JRのマイナーな新幹線駅のように、施設がコンビニしかないなどということはありません。モスバーガー、ロイヤルホスト、セブンイレブンが揃い、お土産物の出店等々、大変賑やかです。
そして何故か行列している駅弁屋さん。大きなお肉の載った”排骨弁当”一つで勝負していましたが、確かにとても美味しそうでした。
ちなみに台北でも同じ物を売っていましたが、そちらは誰も買っていなかったのが不思議です・・・。
おしゃれでユッタリした街、台中
ぽかぽか陽気にやってきたことも影響しているかもしれませんが、台中はゆったりしていてなんとも居心地の良い場所です。
オシャレなカフェやレストランが立ち並び、国内でも観光地として知られているのかもしれません。
せっかくなので美味しい中華料理をいただいてユッタリ。いつもランチが忙しないので、無限に時間を使える感じが嬉しいです。
ちなみに料理の合間にライスも頼んだのですが、一杯40円でした!高そうなお店なのに真面目。本当に来て良かった、台湾。
台北で見たい場所が残っていたので、ゆっくりご飯を食べ、カフェでお茶を飲んだらすぐに戻ります。
駅も日本の広告だらけ。台湾もアジアにカウントされる国だと思いますが、日本人・日本企業に対する接し方が”特別”だなと感じます。
他のアジア国だったらこんな優しく無いですし・・・。これから海外での商売をしようと考える人は、他の国で苦労をしてから台湾へ来ると、とてもスムーズかもしれません。
巨大なターミナル、台北中央駅
こちらは台北中央駅です。台湾は在来線や特急も走っていますので、ここがターミナル駅となっています。床に座って話すのが当たり前のご様子。お土産物屋さんは驚くほど沢山あるので、試食だけでお腹いっぱいになれます。鉄道好きで日本に飽きてしまった方は、是非台湾へと足を運んでみてはいかがでしょうか。
ACCESS:HSR Taichung Station
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