2015-08-10

SIMカードの種類と世界のSIMカード事情|世界

SIMcard シムカード
世界各地へと渡航する度に増えていく携帯電話用のSIMカード。SIMフリー端末を持っているからこそ、世界中でインターネットへつなぐ機会が増えていきます。




3種類のSIMカードサイズ

SIMcard シムカード
まずはSIMカードについて初めて触れる方向けに解説です。SIMカードとは、”携帯電話の番号情報を入れたチップ”です。

皆さんの携帯電話本体だけでは、電話もインターネットも出来ずにただの箱になってしまいます。そこにSIMカードを入れることで、通信を開始することが出来るのです。

SIMカードには複数のサイズがあり、写真左からノーマル、MicroSIM(マイクロシム)サイズ、NanoSIM(ナノシム)サイズに分かれています。

一般的に普及しているのはノーマルとマイクロシム。基本的には真ん中のICチップ以外はただのプラスチック板なので、そこをカットしていくことで、ナノシムサイズまで小さくなります。(SIMカッターと呼ばれる道具が世界中で普及しています。)


多いパターン
・GSMの通話機能のみの電話→ノーマルシム
・iPhone4、AndoroidやWindowsphoneのスマートフォン→マイクロシム
・iPhone5以降や最新型のAndroidの一部→ナノシム


最近ではビックカメラ等の量販店でも売られるようになりましたが、市販のアダプターを噛ませることで、他のSIMカードサイズに対応させることも可能です。

世界中のSIMカード

SIMcard シムカード2
通常どのSIMカードも同じデザインですが、たまに面白い仕様の物もあります。例えば穴にはまっているカードはドバイの通信会社の物。

普通は白いプラスチックですが、豪華にスケルトン仕様です。見た目は良かったのですが、ドバイは異様に通信料が高く、ギリギリ払える額の40MB制限プランを30分で使い切った苦い経験を思い出させます笑。

大抵一度使うと、その後使わないので、SIMカード自体が無効になってしまうこともしばしばですが、たまに見直して「こんな国に行ったな〜」と振り返るのもなかなか面白いことです。

SIMカードは無くなっていきそう

Apple-logo アップルのロゴ
しかし今後SIMカード自体は無くなっていくかもしれません。アップル社は既に”複数社同時記録対応のマルチSIM”を提案したり、SIMカード自体を無くしてデータのみを移し変える仕組みを提案していくようです。確かにいちいち他の国に行くごとに差し替えるのは面倒とも言えます。

本体内にSIMカード情報を登録出来れば、通信網に応じて自動的に使いたい通信会社に切り替えてくれる機能も難しくはないでしょう。通信機器の台数が飛躍的に増加する中で、避けては通れない道なのかもしれません。




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