セブンイレブンベトナムの資本金1000億・・・
流石に巨大なセブンイレブンのニュースです。日本のニュースソースだけでなく、ロイターや英語サイトにも続々と情報がアップされています。まずニュースソースやプレスリリースから見えた事実は以下の通り。・米国の子会社である、7-Eleven, Incがベトナムの運営会社Seven System Vietnam Co., Ltd.とフランチャイズ契約を結ぶこと。
・Seven System Vietnam Co., Ltd.は、ベトナムの”アイエフビーホールディング”が中心となって設立された会社である。
・2017年度内の店舗出店を目指す。運営会社の設立地がHCMCであるため、1号店もHCMCに設立されるものと推測される。
ここまでは”なるほど”な情報ですが、最近開設されたFDIのデータベース情報を見ると、規模感の凄さが見えてきます。
・Seven System Vietnam Co., Ltd.の資本金額100,000,000,000VND。つまり1000億ドン、日本円で5億〜6億円。
・SSV社のCEOとして登録されている人物が32歳。
CEO、若っ。大企業のフランチャイズ先っぽくないところが、なんとも新興国らしくて面白いです。
アイエフビーホールディングとは
フランチャイズについては先行したファミリーマートが一度方針転換をしていますので、当然後発のセブン側も慎重に検討したものと考えられます。実績があり、将来性が見込める企業との連携を考えた事は想像に難しくありません。ロイターの記事に書いてあった「アイエフビーホールディング」を少し調べてみると、ベトナムにおいてピザハットやThe Coffee bean & Tea leafと言う米系のカフェをフランチャイズ運営しているようです。
ピザハットは以前ここでも書いた通り、オペレーションのレベルが高くベトナムの水準を超えていた記憶があります。
セブンイレブンは接客や味にうるさいと聞きますので、その点評価されたのかもしれません。
ファミリーマートは”ドラえもん”を上手く使ってアピールしていますが、セブンイレブンの売りは何になるのでしょうか。定番のおでんか、新しいフード提供の提案をするのか、差別化が大変気になるところです。