日本航空と空飛ぶ吉野家
北米や欧州へ飛ぶ路線は10時間を超えるフライトもあり、必然的に機内食の提供回数もアジア路線に比べれば多めになっています。例えば私が良く乗るJL751成田>ハノイ便であれば、夕食のみ1回の提供。これがJL407成田>フランクフルト便になると、昼食、間食、夕食(軽食)の3回提供になります。
いつもの機内食だと飽きると言う声があったのか、JALは企業とのコラボメニューを投入することで、軽食を工夫をしています。
過去の例ですと、エアモスバーガーやエアケンタッキーが提供されていたとのこと。欧州へ行くので、洋食の方が気分が盛り上がる気もしますが、最近は和食がチョイスされる場合も増えているようです。
牛丼ではなく”牛すき鍋膳”の食べ方説明書
こちらが今回のエア吉野家セット。外国の方も沢山搭乗されているためか、わざわざ説明書まで付いているあたりが親切です。
私はてっきり牛丼だと思っていたので、読まずに具を一気にご飯へ載せたところ、つゆだくになってしまいました。それを防ぐための説明書だったのですね・・・。
こちらが箱の中身。ご飯は茶碗一杯分+αと言ったところ。お肉は容器の半分で、あとは少々のお野菜としらたき。
当初牛すきでは無く牛丼だと思っていたので、箱一杯の肉・たまねぎを想像をしていた私は少々がっかりしてしまいました。
しかし食べてみると、味は美味しいいつもの吉野家ですし、しらたきにも味が染みていてなかなかご飯に合います。
付け合わせの海藻サラダも美味。私はサラダにドレッシングをかけない派なので、コールスローなどの味がついた野菜系より、シンプルなサラダの方が嬉しいです。デザートの杏仁豆腐も美味しかったですね。
普段の夕食と変わらないかもしれないが・・・
普段から食べているのに空でまた吉野家かよ!と否定的に思う人が間違いなく居るとは思いますが、付け合わせがオリジナルなので味・見栄え共にバランスが良くなっていると感じます。もちろんJALはお酒も飲み放題ですから、牛すきに赤ワインを合わせてみるのもなかなか面白いかもしれません。
私は何も考えずキリン一番絞りを選んでしまい、残業帰りの夕食のようになってしまいましたが・・・。普段は発泡酒オンリーですから、まあ良しとしましょう笑
定期的にコラボ先やメニューが変わっているそうなので、次はどんな物がくるか実に楽しみです。
技術上難しいかもしれませんが、エア天丼(てんや)や、エアぶっかけうどん(丸亀製麺)などは外国の人にもウケが良いかもしれませんね。
海外で流行っている日本の物を取り入れるのも、また面白い気がします。
おまけ:海外の吉野家事情
吉野家さんは海外でもフランチャイズを活用して積極出店していますが、英語だとBeef bowlビーフボールで売り出されています。また国によってはカツ丼があったり、サイドメニューに茶碗蒸しがあったりオリジナルメニューも存在します。ベトナムだと牛肉うどんや、ピリ辛牛丼があるそうです。
写真はタイ吉野家のセットメニュー。牛丼に唐揚げのセットというのが斬新です。