ページ

2015-11-11

HUAWEIのSIMフリースマートフォン、P8liteをタイで購入#2-海外使用テスト-|クアラルンプール マレーシア

Huawei-P8lite
前回からの続きです。日本ではiPhone6がありますから、P8liteは海外使用専用として活用していきます。早速プライベートでマレーシアへ行く機会がありましたので、実地テストを行いました。




技適マーク無し=電波法違反?

gite
レビューの前にお断りしますが、こちらはタイで買ったモデルなので技適マークが入っていません(ソフトウェア上に認証の有無を確認可能)。

日本でも全く同じ機種が買えますので、国内でもメインで使いたい方はそちらを選んだ方が無難でしょう。Wi-Fiを接続するだけでも電波法違反の可能性があります。

ファーウェイP8liteの外観

Huawei-P8lite2
私が選んだのは黒。サイドはシルバーの金属調です。iPhoneの最安モデルと比較しても半額以下ですから、残念ながら質感では遠く及びません。

しかしシンプルで余計な曲線や装飾が無いのは好印象。長く使うとボロボロになりそうな予感ですが・・・、想定されるとりあえずの耐用年数である2年は十分もちそうです。

デュアルSIM&マルチSIM仕様

Huawei-P8lite-simslot
AndroidやWindowsphoneでは裏蓋が開く=電池交換可能なモデルが多いのですが、こちらはiPhoneと同じくクローズド仕様。SIMカードスロットもサイドに配置されています。

単にDualSIM仕様であれば珍しくありませんが、面白いのは"マルチSIM仕様"であること。MicroとNanoの両方の種類を使うことが可能です。

Micro SIMは下と書かれた方に挿入し、NanoSIMは上と書かれた方に挿入します。注意点は上と書かれたスロットはmicroSDとの兼用になるため、どちらか一方しか使うことが出来ません。

またあくまで通話用SIMの切り替えを想定しており、3G・4Gインターネットはどちらか一方のSIMしかアクティブになりません。Micro SIMの方が圧倒的に調達しやすいですから、通常はそちらを使った方が良いでしょう。

セットはiPhoneそっくり・・・

Huawei-P8lite3
こちらがセットに含まれる充電器等一式。どう見てもiPhoneのセットとそっくり・・・。もちろん質は低いのでしょうが、普通に使う限りは大丈夫そうです。タイ仕様ですが、プラグは日本と同じタイプです。




Googleアカウントとの連携とオクタコア

Android-chrome

Android-chrome2
久しぶりのAndroidですが、流石GoogleのOSだけあって、Googleアカウントとの連携性は抜群です。私はiPhoneでもGoogleとマイクロソフト系のアカウントを併用しているため、全く問題無く同時使用が可能です。

データのやり取りやWebsiteの表示には何の不自由もありませんが、少し気になるのは画面のカクカクとした動き。普段からiOSに慣れていると、微妙な動きの悪さが目に付きます。

またiOSと全く同じ種類のアプリでも、Androidになるとインターフェースが退化している部分もあります。これでもなんと”オクタコア(8コア)CPU”なんですが、そもそもの仕様の問題で性能を活かしきれていない気がします。

P8liteのバッテリー駆動時間は十分

Malaysia-road
マレーシアで現地のSIMカードを買い3G通信を使いましたが、朝から1日普通に使っても50%以上バッテリーが残っていました。

まだまだ新品である事も大きいと思いますが、かつてのAndroidの不安定さは大分薄まっています。またOSが適宜”バッテリー消費警告”をしてくれる事も好印象です。Facebook等の消費が大きいアプリが起動していると、閉じるようオススメしてくれます。

Androidの弱点はWi-Fiのオートチャンネルセレクト?

Malaysia-bar
カメラの性能も十分、使い勝手にも満足ですが、唯一の弱点はWi-Fiにありそうです。まずコストの問題からか802.11aや5Ghz帯には対応していません。

最近2.4Ghzは混雑気味ですから、とても惜しい点です。また、個体の問題かAndroidOSの問題か明確ではありませんが、「Wi-Fiチャンネルのオートセレクトに対応していない」事が分かりました。

最近のルーターにはチャンネルの混雑状況に合わせて、自動的に使用チャンネルを切替える機能がついているのですが、それをONにしているとWi-Fiの通信がうまくなされませんでした。

仕方無くWi-fi側のチャンネルを固定して無事解決です。今時どこへ行ってもチェンネル切替機能が標準でしょうから、こんな初歩的な部分で繋がらないとなると混乱を生む気がします。


総じて良い線を行っているスマートフォンですが、動きのカクカク感やたまに不安定さを見せる点がやや気になるところ。もうあと一歩で”主力”としても使えそうな線まで迫ってきています。

アジアではヒッタクリやスリも多いので、転売価格の高いiPhoneを持っていると狙われることもしばしば。あえてP8liteのような普及機を優先的に使って、自衛するのもありかと思います。




関連記事

【海外携帯】HUAWEIのSIMフリースマートフォン、P8liteをタイで購入#1|バンコク タイ

【海外携帯】Androidスマホ、HUAWEI P8liteをMobifoneでデュアルSIM運用する|ハノイ ベトナム