放置ジャンボジェット機を見つける
いつもであれば降りてすぐバッゲジクレームエリアまで一直線ですが、この時は白いジャンボジェット機を見つけ、不思議な気持ちになって写真を撮影したのでした。こちらの機体はボーイング747-200Fと言う貨物仕様機です。現在クアラルンプール国際空港には同じ機体が3機も放置されたままになっているとのこと。
飛行機は飛んでくるまでの飛行プラン提出があるでしょうし、その後の駐機場所も限られますから、容易に放置出来るようにはとても思えません。
いかんせんボーイング747型機は大分旧式の機材ですから、処分でお金がかかるなら放置しようと言う魂胆なのでしょうか。
まるで廃車費用をケチる自動車のようですが、飛行機の機材需要が増える一方で、中古機材も同様に増えていきますから決して笑えない問題なのかもしれません。
飛行機リースの債権回収と勘違いする
以前ディスカバリーチャンネルで見たのですが、世間には”飛行機専門の債権回収業者”がいるのだそうです。飛行機も車と同様リースをしている会社があり、当然返済が滞れば回収業者を通して機体を没収することになります。先の747は無塗装で機体の機種も古かったので、債権回収されて一時的にマレーシアで保管されているのかな?と想像したのでした。
余談ですが、債権回収屋さん回収の仕方は非常に大胆で、置かれている飛行機の周りに持ち主がいない事を確かめて、状態チェック→整備→離陸まで全て自前でこなしてしまうんだそうです。
航空機の行動というのは厳しく制限されているのかと思いましたが、意外にも一度飛んでしまえばかなり曖昧な状態になってしまうようです。