人生初の関西国際空港上陸
本来であれば直行便が良いのですが、混み合う時期だったようで予約をする事が出来ませんでした。幸い関西国際空港経由便が空いていたため、まずは羽田から関空へと国内線で飛びます。意外にも関空は初上陸だったため夜にも関わらずテンションが上がります。
全体の搭乗時間自体はさして問題は無いのですが、次の便の出発時間は午前0時過ぎ・・・。
お店はほとんど閉まっていますし、次の日は朝から活動開始ですから疲れて燃え尽きる訳にはいきません。カードラウンジを探して2時間ほどゆったりと休憩です。
充実している関空のショップやレストラン街
後発で開港した空港のためか嘘のようにスムーズな導線です。飛行機から降りてわずか3分でゲートの外へ。乗り継ぎですから荷物は自動的に次の飛行機に移してもらえます。役所的でつまらん空港だろうと勝手に思っていたのですが、私のネガティブな予想に反してレストランやラウンジ等のサービスはかなり充実しています。
少なくとも成田とは比較にならない高いレベルで、大変関心してしまいました。アジア周辺国の空港に唯一対抗出来そうな余裕の設計です。
私はプライオリティパスを持っているのでかなりラウンジの自由が効くのですが、残念ながら対応ラウンジが22時までで営業終了のようです。
唯一24時間営業の、クレジットカード提示で入れるKIX AIRPORT LOUNGEへ。なかなかセンスの良い壁画で期待できます。
看板には「コミック・雑誌」と書いてあります。一体これはどういう事なのか・・・?
KIXエアポートラウンジはネットカフェだった
早速受付で手続きを済ませます。普通ラウンジの時間管理はアバウトな場合がほとんどですが、ここはしっかり2時間と宣告され退出時間が書かれたレシートをくれます。店内はマンガ喫茶・ネットカフェそのもの。席さえ空いていればPCが付いた個別ブースも選べるとのこと。
奥はマンガコーナーと個別ブース。手前にはあらゆる方面に対応した”るるぶ”等のガイドブックが山積みです。
時折ツアーの広告が混じってるあたりに、関西らしい商売っ気を感じます笑。
絶対に需要を超えているラウンジスペース
早速抹茶オレとおしぼりをいただきました。ソフトドリンクはコーラ系からコーンスープまで充実しています。厳かなラウンジより若者向けのドリンクサービスで良い感じ。残念な点は思ったよりもラウンジの面積が狭く、先客でごった返していることです。
このラウンジはお金を払えば30分300円で誰でも入れるので、アジアからのお客様が宿代わりに使っているようでした。
関空は空港内で夜を過ごす人が大変多いそうで、外のベンチを勝手に動かして寝てる人も沢山いると新聞記事で読みました。
動かしたベンチを元に戻さない客にイライラしたであろう空港会社は「ベンチを固定」したのだとか(何だかその考え方はおかしい気もしますが・・・)。
代替としてこのラウンジをご利用くださいと案内したようですが、ぜーったいこの広さでは需要をさばけません。
私が座った時点で普通の椅子スペースは全滅し、二つある大きめの個室も家族づれ?でグッチャグチャに見えます。
空港にネットカフェと言うのは世界で見ても非常に新鮮な施設ですので、3倍程度に拡張してもしっかりお金をとって維持出来る気がします。
日本に来られるアジアの中流層は現金を持っていますから、多少高くなっても全然気にしないでしょう。
美味しんぼが全巻揃っている
疲れないことが絶対目的ですのであまり動かないようにします。時折”美味しんぼ”や”ゴルゴ13”と言った定番マンガを読んで社会勉強に勤しみます笑。まさか空港で海原先生や東郷氏の勇姿を見てニヤニヤする日が来るとは思ってもみませんでした。
おかげで疲れを感じる事なく、翌日の朝から異国の地で活動する事が出来たのでした。久しぶりにまた来たくなるラウンジに出会ったようです。
オリックス連合への関空運営権売却
関西国際空港と言えば先日オリックスとフランスのバンシ・エアポート社の連合が、運営権を買取る事が決定しています。伊丹空港とセットで2016年4月からは新体制に移行することとなります。44年もの間運営を行うとの事で、長期的な視点での改革が期待されます。
無料の設備は後回しにされそうな予感がしますが、逆にお金を払う設備にはより力を入れることとなるでしょう。先のラウンジのように良い所は残して拡張しつつ、他の日本の空港が見習うような運営を行っていただきたいものです。