ホーチミン市で贅沢なランニングを敢行
ベトナムで運動不足になる理由は沢山ありますが、最も大きいのは交通手段の違いであると思います。私は歩くのがとても好きですが、公共交通に乏しいベトナムでは嫌でもタクシーやらレンタカー(運転手付の車)に乗る羽目になります。
また朝から晩まで外食漬けになってしまう事も大きな原因でしょう。どうしてもお付き合いで毎日ビールなんて事も多くありますから、嫌でも太ってしまうわけです。
今回はわざわざ運動靴まで持参して、早朝から計画的なランニングを敢行します。ホテルがホーチミン市の中心部に位置するため、近くの統一会堂(昔の南ベトナム大統領官邸)をぐるっと周回する事にします。
観光の方は表玄関はよく通るものと思いますが、実はオススメなのが裏側。高い木々が立ち並び表よりもさらに豊かな自然が残っています。
朝から晩まで人々が何かしらのスポーツをしていて、見ていて楽しい場所でもあるのです。歴史的な建物の周りをランニング出来るなんて贅沢です。朝であれば暑さも耐えられます。
統一会堂の裏はアスレチック設備が充実している
満足行くまで走った後、統一会堂裏の公園へ立ち寄ってみました。公園内には誰でも使えるフィットネス設備が充実しており、若い人から老人までとても賑わっています。ベトナムアスリート達の溜まり場!
実は以前の滞在時にここの”鉄棒”が目について、”絶対俺も鉄棒やってやる!”勝手に気分が盛り上がっておりました。試してみるとと私の体力の無さが露呈してしまいましたが・・・ベトナムでやる鉄棒は何やら実に楽しいものです。素直にオススメ出来ます。周りを見ていると鉄棒だけ本気のスポーツマンだらけでした。明らかに筋肉のつき方が違います。その後ろには昔のオリンピック選手?!かのようなご老人が万全の装備で待機中。ベトナム人ってこんなにスポーツ好きだったのかと妙に感心してしまいました。
今時日本であれば少年少女に話しかけるだけで通報されそうですが、流石ベトナムみんなで仲良く交流しています。全員いい笑顔。
観光なり仕事でくると日程がぎゅうぎゅうですから、少し時間を作るのも難しいかもしれません。しかしたまに地元らしい場所にやってくると、新しい発見もあるし”人間らしさ”を思い出すきっかけになって、とても癒されます。
日本人は日本人同士で群れたがりますが、せっかく海外に来たのであれば”地元を知る”事が肝心ではないでしょうか。