予約はされているけど、座席がない・・・
香港の大変優秀な仕組みとして取り上げたいのが、中環(セントラル)駅でのチェックインサービスです。鉄道の駅ながら、航空会社のカウンターがあり、そこでチケットの発券から荷物の預けまで完了する事が可能です。大きな荷物を空港で取り扱うのもなかなか面倒ですので、ここで預けてしまえるのは何とも気持ちの良いことです。(荷物も電車で運んでくれる)
カウンターでいつも通り手続きをすると、担当のお兄さんが焦っています。「確かにあなたは予約されていますが、座席が無いのです・・・」。私が乗る事はしっかり記録されているのですが、座席が指定されていなかったようです。
確かに予約時、エラーが出ていたような気がします。しかしここは香港。優秀なお兄さんと、ちょっと怖そうな上司のおばさまがちゃっちゃと対応。あっという間に笑顔で見送ってもらえました。これが東南アジアだったら終わりだったかも・・・。
汚れの目立つエアチャイナの機材・・・
香港国際空港のベンチでゆったりして搭乗を待ちます。外を見るとエアチャイナの機体が。何やら汚れがきつくえらく古臭く見えます・・・。塗装も正直に言って古臭い感じがしたので、最初はまだイリューションでも飛ばしているのかと思ってしまいました。実際はボーイング機とエアバス機がメイン機材です。
"ちくわとなると"が美味しい中国国際航空の機内食
搭乗してみると機内は普通のエアバス機。外観に比べると清潔感もあり十分なスペックです。座席はガラガラで、前後左右誰も座りません。香港〜北京ですから比較的短距離ですが、しっかり機内食が出ます。ヌードルとライスのチョイスでしたが、どうしてもライスが何のライスなのか英語が聞き取れず、理解出来たシーフードヌードルを選択。
前列座席の外国人も首を傾げていたので、CAさんの発音に難があったようです。シーフードの正体は焼いたちくわとなると。麺は太めの焼きそばなので、えらく日本人好みのお味でした。
口コミ以上に颯爽と仕事をこなすAIR CHINAのCAさん
機内食が配られる前に、もらった新聞を読んでいたのですが、気がつくとパッと前が明るくなりました。?と思い顔を上げると、なんとCAさんが歩きながら読み物をしている人の電灯を一つずつ点けているではありませんか。これは驚き。CAさんの歩き方もバリッとしていてなかなかお上品です。
機内食を配ってくださった方も発音はともかく感じが良かったし、その後お話した人もレベルが高い感じでした。口コミではあまり良い事が書かれない航空会社かと思いますが、私が見る限りその後搭乗するANAよりレベルが高かったです。
彼女たちの自信を持った身のこなしは、素直にプロとしての風格を感じました。
北京首都国際空港で肺が痛くなる
感心している内に北京首都国際空港へ到着です。ここでしばらく待ってからANAの成田空港行に乗換えます。トランジットなのに何故かチェックポイントがあり、お笑い芸人風のおじさんが使い古したハンコでパスポートに印を押してくれます。待ち時間はわずか2時間ほどでしたが、なんと肺が痛くなってしまいました。空港の中まで汚染された空気を感じます。
日本に帰ってから2日程して、違和感を感じなくなりました。結局体内に何かが蓄積されたかと思うと非常に残念です・・・。
当時でそのレベルですから、レッドアラートが発動する現在の北京は本当に危険ではないかと感じずにはいられません。公害問題は日本もかつて通った道ですから、いつかは良くなるのかもしれませんが・・・。
気をとり直してご飯を食べてみます。あまり選択肢は無いのでピザハットをチョイス。ピザ屋なのに”シーフードチャーハン”があったので、食してみました。
何故かかつお節がトッピングされており、私が写真を撮らないほどのお味。更にシーフードの正体がカニカマ。先の機内食と全く同じパターンに大爆笑。そりゃあシーフードに違いありません。
スタッフのドタバタ感を見て、上海に比べるとサービスというものがまだまだ理解されていないのかなという印象。
救いだったのは、困ったらとりあえず笑顔になってくれた点。素直な人間らしさに触れると、やはり海外は良いなと思えます。
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