ベトナム進出の情報ソース
私のような若者が進出やらビジネスを考える時、最も頼りにするのはインターネットです。至るところに情報が出ていて、そこそこの情報は集められます。しかしそこには大きな落とし穴もあるわけです。ベトナムの法律やら税金のルールはよく変わるので、その情報が本当に最新のものか分からなくなってしまうのです。
また裏付けも心配な部分です。
自ら一つずつ情報ソースを調べるのは至難の技。税金のルールを間違えるのは、自分のお小遣いの数え方を間違えるとはレベルが違いますから、慎重に理解したいところです。
もちろんプロにお願いするのがベストですが、自分で入口を理解しておかないと、いつまでも頼り切って長期的にコストが上がる原因にもなります。
今回いただいた『はじめてのベトナム進出(第2版)』はJETROが編集・発行しているもので、中立的な立場で、なおかつ責任を持って作られていると思って良いと思います。
また現地の一般企業の方々のヒリアリングも充実しており、読んでいて実際に仕事をするイメージが湧いてきます。
進出に向けてのプロセス
この冊子に書かれている項目は主に次の通りです。- 立地
- 物流
- 税務・会計
- 人材採用
- 事業運営
- 企業へのヒアリング
『ビジネス』の部分は自ら考えるしかない
書かれているプロセスを並べてみると、細かな部分で省略されているところはあるものの、主要な手順が順序良く羅列されている事が分かります。ただし、どのように稼ぐか?誰に買って欲しいのか?と言ったビジネスの部分はどこにも書かれていません。当たり前ですが、会社を作る所までは誰にでも出来ますが、肝心なのは”その後どうやって稼ぐか”ですので、その点は自分たちで必死に考えるしか無いのです。
私もそうですが、いつのまにか『重要な答え』まで人に聞こうとしてしまうのは、マルバツ主義の日本人の悪いクセかもしれません。