ホーチミン市で安全に乗れるタクシー会社
ホーチミン市には沢山のタクシー会社が存在しますが、その中で比較的まともと言われているのが今回ご紹介するVINASUNビナサンとハノイ・ダナンでも展開するMAI LINHマイリンの2社です。以前はマイリンの方が台数が多かった印象ですが、ここ2年で圧倒的にビナサンを見かける機会が増えました。
ましなタクシー会社と言えど、態度の悪い運転手、ぼったくり、遠回りに出くわす事は日常茶飯事ですが、ここ2年でまともなドライバーが増えた気がします。
たまに英語も通じるようになりましたし、経済成長はこんな細かなところにも影響してくるのだなと感心するばかりです。
VINASUN TAXI APPの使い方
こちらはビナサンタクシーが開発した予約アプリVINASUN TAXI APPの画面。言語は英語とベトナム語が選べます。まずは下の車のマークをスライドしてタクシーの種類を選びます。写真はTOYOTA INNOVA:7人乗車のワゴンタクシーを選択したところです。
この画面はTOYOTA VIOS:4人乗車のセダンタクシーを選択したところです。赤い印が空いているタクシーの現在位置。
試しに設定した場所はホーチミン市の中心地ですので、非常に沢山のタクシーが走っています。各車両ともGPSを積んでいるようで、赤い印が適宜動いていきます。
真ん中の緑のマークが自分の位置。画面をスライドしたり、上の欄に住所を入力する事で乗車位置を設定出来ます。
マークの中に待ち時間が表示されるので、何分後に車がやってくるのかも一目で分かります。場所が決まったら、最下部のBOOK A TAXIを押せば予約完了です。
これまでのように電話で配車してもらう必要が無くなるのは楽ですが、一方で難しい発音の通り名を一生懸命伝える機会が無くなるのは少し寂しい気もします。伝わった瞬間の満足感・・・意外と悪くありません笑。
UBERやグラブタクシーに対抗
(Grab Taxi VN WEBページより)トップシェアであると考えられるタクシー会社がアプリを開発するのは、GrabTaxiやウーバーと言った新興ライドシェア・配車サービスの脅威によるものと考えられます。
これまでであれば規模の差で顧客を獲得出来なかった小さなタクシー会社も、アプリを経由すれば、現地の人から外国人まで多様に顧客を獲得出来る機会が増えていきます。
支払いについても距離をベースとしたWEB経由のクレジットカード決済が基本ですから、顧客は遠回りやボッタクリを気にする事がなくなり、ドライバーにとってもコミュニケーションの問題から解放されるメリットがあります。
日本のタクシーは長らく電話予約や流しが基本でしたし、いつの間にか新興国の方がどんどん便利になっていくのは不思議な感覚を覚えます。