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2016-03-20

移民とネットの影響?、イギリスのご飯は美味しくなってきている説|ロンドン イギリス

Teawith-scone イギリスの紅茶とスコーン
イギリスに住んでいた人や旅をした人から必ず聞くのは『イギリスのご飯はまずかった!』との残念な感想です。本当にまずいのかロンドンへ確かめに行った私ですが、幸い?偶然にして美味しい物ばかりを楽しむことが出来ました。




「イギリスのご飯は何を食べても美味しくない」

Britain-pub ロンドンのパブ
イギリスと言えば紅茶やフィッシュアンドチップスが思い浮かびますが、一方でそれ以外は特徴あるものが乏しいのかもしれません。誰に聞いても「何を食べて美味しくない」と返答があるので、最初から食べる物を決めずにいくつか目に入ったものを口にしてみました。

無料の美術館でスコーンと紅茶をいただく

Teawith-scone イギリスの紅茶とスコーン
まずは紅茶とスコーン。ご飯の内に入らないかもしれませんが、定説通りだとすればスコーンですらぱっさぱさでマズイに決まっています。少しでもアタリ確率を上げるため、おしゃれな美術館のカフェでいただきます。

感想。スコーンはこれまで日本で食べてきたどのスコーンよりも美味。外はサクッと中はとにかくしっとり、素晴らしい味わいです。また一緒にいただく紅茶も香り豊かで今まで飲んだ事の無い風味でした。両者で交互に支え合っているような印象を持ちます。

ビーフパイも頼んでみる

Beef-pie イギリスのビーフパイ
非常にお腹が空いていたので、一緒にビーフパイ(実際にはもっと凝った名前だが失念)をオーダーしてみました。シンプルですが盛り付けが綺麗で気分が上がります。早速一口食べてみると・・・こちらも美味。パイの適度な硬さと、中の具材の滑らかさがマッチします。

移民の方が調理をしていた

art-gallery イギリスの美術館
予想外に美味しかった二品。実はビーフパイをオーダする時にキッチンの方と話をしたのですが、純粋のイギリス人ではなく海外の方でした。見た目ではどの国だか分かりませんが、中東や地中海沿岸地域の方のように見えます。少し訛りのある英語で「そのスコーン2つで1セットよ〜」アドバイスしてくれたおばさま。

少し考えてみると純粋なイギリス人の方が調理しないが故に、もしや味が美味しくなっているのではないか?との仮説を思い浮かべました。イギリス人の方が調理下手くそ!とけなしているのではなく、様々な調理手法や味覚が混ざることで、進化したのではないかと思ったのです。

”イギリス製”カレーやパンも全く問題無し

chozennoodleshop-paddington
たった1日の滞在だったので、足が痛くなるまでロンドンを歩き続け夕食は簡単にお弁当で済ませます。パディントン駅の近くにあった謎の和食・アジア食のフュージョン系ショップへ。

感じの良い、これまた同じく海外出身らしき店員さんにタイカレーと枝豆サラダを注文してみました。何故か欧米では枝豆が普及していて、以前ニューヨークへ行った時にはNYPDの警官が朝飯に枝豆サラダを買っていてビックリした事があります。

流石にアジアのご飯はピンボケしてるだろ!とバカにしていたのですが、これまた適度な辛さで非常に美味。日本のカレーライスも売っていたので、そちらも試してみれば良かったと後悔しました。

a roll
bigben-elizabeth-tower ビッグベン時計台
翌日は帰国。朝ごはんを食べずにヒースロー空港へ行き、以前ご紹介したナンバーワンヒースローラウンジでタダご飯です。旅をするとお腹が減るので、朝からついつい取りすぎてしまいました。

適当にとったカップケーキやパンオショコラ、後から別に頼んだベーコンサンドにせよどれも普通に美味しかったです。少なくともパンについてはベトナム>ドイツ=イギリス>日本と言った印象。結局最初から最後までハズレなど無く、ストレスゼロで過ごす事が出来ました。ご飯が美味しくないと、いくら素晴らしい場所でもテンションが落ちますので・・・。

インターネットのレシピも好影響を与えている

先に異文化の影響との仮説を置きましたが、インターネットも似たような影響を与えている気がします。

和食にせよ、洋食にせよ、10秒もあれば使えるレシピが出てきますから、食材さえ揃えばある程度の物が出来てきます。暮らす人々と情報量の変化。二つが交わると大きな影響力を持つ例は、他にも沢山あるのではないでしょうか。




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