2016-04-13

【変圧器は必要?】iPhoneや電化製品はベトナム・海外でそのまま充電出来る|ベトナム

アップルアダプター apple-ac-adapter
海外で仕事をする際にスマートフォンをはじめとする情報通信機器は、今や必須のビジネスツールと言えます。そこで気になるのは海外における充電事情です。今回はベトナムを例に現状を取り上げていきます。




ベトナムの電圧は220V

hanoi-electric-wires
日本における電圧は100Vですが、ベトナムの電圧は220Vです。10年程前までは日本で買った電化製品が100Vまでしか対応してしない事が多々ありました。

もしも日本でしか対応出来ない機器をベトナムのコンセントにそのまま挿すと、機器が壊れたり、加熱して発火する可能性があります。

そこで登場するのが変圧器(Transformer)です。この機器を介してコンセントに挿せば、適切な電圧に変換され機器を安定して使う事が出来る仕組みです。

昔はデジカメや携帯電話の充電器などあらゆるものが”日本専用”であったため、重い変圧器を持ち歩くのが普通でした。

マルチボルテージが最近の基本

multi-voltage
ところが最近ではほとんどの機器が”マルチボルテージ対応”になっています。マルチボルテージとは100Vから240Vまで世界中の電圧に対応出来るとの意味です。

皆様がお持ちのパソコンや携帯電話の充電器を見てみましょう。表示が小さい事もありますが、"INPUT 100-240V"と書いてあれば対応がなされています。

現代では『世界中で同じ物を販売する』方法が主流となり、わざわざ地域ごとに仕様を分ける方が手間です。Appleの充電器を見てみるとプラグの形状部分だけが取り外せるようになっているのは、その部分を付け替えるだけで色々な地域で販売出来るからです。

ACアダプターを何種類も製造するのと、プラグ部分だけを複数種類作るのとではコストの違いが明白です。

※先進国は問題ないと思いますが、ベトナムは電圧が安定しないと言われています。一度だけ安いUSB充電器が壊れたことがありました。単純につなぎすぎて負荷が大きかったからかもしれませんが。

使用電力量の多いドライヤーのような機器でも、国内・海外両用モデルが発売されていますので、海外でも気に入った機器を使いたい人は、購入前に対応電圧を確認した方が良いでしょう。100Vのみ対応の機器は変圧器が必要である点を忘れてはいけません。






ベトナムのコンセントは日本と形状が同じ

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電圧の問題をクリアしてもあと2つ問題が残ります。それはコンセント(プラグ)の形状と周波数です。世界中には複数のプラグ規格がありますので、国毎に対応しなければなりません。

幸いにしてベトナムは日本と同じ『Aタイプ』が採用されています。現地で売られている機器は『Cタイプ』であることも多くありますが、プラグ側がAとCのマルチ対応になっているため、困ることはほぼありません。

周波数については日本国内でも分かれていますが、50Hzと60Hzがありますので両対応の物を選んでおけば問題はありません。海外に持っていくことは無いと思いますが、電子レンジは単一周波数にしか対応しないタイプを良く見かけます。

USB端子を使って飛行機でも充電出来る

JALエコノミークラスのUSB端子 jal-jl751-usb
最近の飛行機はエコノミークラスでも、USBの端子やコンセントの装備が増えています。現地に着く前に充電しておけば、到着先での行動にも支障がありません。

私は小さめの予備バッテリーを携行していますが、大きい物を持ち歩くのは大変ですので小まめに充電した方が楽でしょう。

multi-usb-adapter
変換プラグを複数買うのは大変ですので、『複数台充電出来るUSB用のAC充電器』を持参すると、一気に充電出来るので楽です。

また意外と忘れがちなのが充電用のケーブル。USB-Cケーブルや、microUSBケーブルはどこでも手に入りますが、iPhoneのLightningケーブルは日本より販売価格が高い場合もありますので要注意です。

7年ほど前にはiPodtouch一つで世界を旅した私ですが、気がつけばiPad、iPhone、Androidとどんどん機器が増えていきます。

情報収集・発信の面では便利になったようにも思えるのですが、日々充電に追われる事を考えるとその点では負担が増しているとも言えます。

シャープのIGZO技術のように”消費電力を抑える技術”が伸びるか、それとも電池自体に革命が起こるか、これから数年の動向がとても楽しみです。




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