スイスとオーストリアに挟まれた小さな国、Liechtenstein リヒテンシュタイン
地図を見ると一見アクセスの悪そうな辺境の地に見えますが、流石ヨーロッパだけあって、高速道路や鉄道がしっかりと整備されています。
私は車を借りてドイツのフランクフルトから、スイスのチューリッヒを経由して入国したのですが、チューリッヒの街からは1時間半ほどで訪問する事が出来ます。
制限速度があるとは言え、スイス国内の高速道路は”120km制限”なので、100kmほどの道のりなどあっという間なのです。
いきなりフォードマスタングに煽られる
その後も優雅なベンツやBMWばかりが幅を利かせ、この街＝国の潤い度が見えてきます。アウディA5で行ったのですが余裕で舐められます。
首都ファドゥーツから溢れ出る優雅さ
明らかにお金を持っていそうな諸先輩方が、朝の9時から優雅に朝食を楽しんでいました。物流が良くなった今では、こんな山奥でも普通にお寿司が食べられるようです。
買う層の違いを見せつけられました。実は一度付けさせたもらった事があるのですが、腕にスッと収まり自然な輝きを放つ一品です。
投資会社とペーパーカンパニー
実際に業務を行っている組織もあれば、ペーパーカンパニー（事務所はあるが活動実態が無い会社）も沢山あると聞きます。
しかも投資会社だとすれば、そこから遠くは日本やASEANの新興国あたりまで投資判断をしていくわけですから恐れ入ります。正にボーダーレス。スピードの速いベトナムを見てきた私でも、欧州は更に先を進んでいるなとの印象です。
リヒテンシュタインの法人税率
今時法人税率が低くても、シンガポールのように家賃や人的資源の費用が高くなる国もあれば、ベトナムのように他の税金の徴税が強化されて、かえって心的？負担が増える国もあります。
リヒテンシュタインの弱点は、地の利や、拡大を目指す企業にとっては余地が無いとの側面もありますが、”小さいままで良い”、”ネットがあれば場所は関係無い”と言い切れる経営者であれば、案外良いのでは？と安易ながら考えてしまいます。
リヒテンシュタインのレンタルオフィスは結構安い？
例えばこの物件だと1㎡14EUROですので、一人事務所であれば月3万円ほどで借りる事が可能です。今時ASEAN諸国の首都ではこれよりも高い事もしばしば。
同じお金を使うのであれば、東京のボロくて狭い賃貸に無駄な家賃を払うよりも、遠い国のオフィスに払う方が夢があります。
かつては国の規模、経済力、人口で物事が左右される事が多かったと思いますが、インターネットが発展した今では、小さな国でも存在感を示せる事が良く分かりました。
