Vinaphone系のSIMカードがノイバイ空港で買えない
以前ご紹介したノイバイ国際空港・国際線ターミナルのSIMカードショップ。いつも通りお店のお姉さんに『Vinaphoneのチャージカード10万ドン』と伝えたところ、ビナフォンは置いていないとの返答がありました。うーんおかしいぞ?と思いつつ、SIMカードショップがもう一つあるので、そちらでも聞いてみると全く同じ反応です。
『ノイバイ空港からビナフォン勢が排除されている・・・』。ついこないだまで買えた物が突然消えて無くなるのは非常に不自然です。
ベトナム通信事業者のバトルが勃発?
ベトナムの事情を頭に浮かべるに、”もしや誰かがVinaphoneを排除しているのでは?”と思ってしまいます。現在のベトナムの通信事業者は以下の3強です。
1.Viettelーベトナム軍傘下
2.mobifoneーMinistry of information and communication(情報通信省)傘下
3.VinaphoneーVNPT(ベトナム郵政通信総公社)傘下
2.mobifoneーMinistry of information and communication(情報通信省)傘下
3.VinaphoneーVNPT(ベトナム郵政通信総公社)傘下
1のViettelは軍隊の傘下、2のmovifoneはもともと3のVinaphoneと同じくVNPTの傘下でしたが、昨年分離して今は情報通信省の傘下にあります。
詳しい事は知りませんが、空港の運営会社と繋がりの深い会社が、他社の活動を抑える事はこの国であれば十分に考えられるでしょう。
単純に”縄張り争い”的な部分もありそうですが、一般消費者としては通信料金が下がったり、サービスが向上してくれれば全く問題ありません。(今回のように買えない系は困りますが)
結局街中のフォー屋兼売店でSIMチャージ
結局ホテルのお兄さんに教えてもらって、近くの売店でチャージカードを購入します。一般商店で買うのは何気に3年ぶり。額面が書いてあるカードですらボッタクろうとするので、商店は面倒なのです。今回は真面目なお店で良かったです。ちなみに私は領収書としてカードが欲しいので現物にこだわっていますが、他の電話機からチャージも出来ます。
以前急いでいた時にホテルのお兄さんに現金を渡すと、その場で自分の携帯電話からチャージ手続きをしてくれました。ホーチミン市の場合はファミリーマートなどのコンビニが沢山あるので、レジでお金を払ってレシート式のチャージコードを発行してもらえばOKです。
3年前だったら「無くてもいいか」で済んだインターネットですが、今や無くては話しにならないレベルになっています。日本人も世界に出ていく以上、ベースとなる通信手段の確保はますます重要になっていくことでしょう。