JAL751便ベトナム行きエコノミークラスの機内食
早速ですが私が「こ、これは?」と感じた日本航空の機内食です。ここ最近JALはフードスタイリストの方と組んで機内食の献立を作っているそうで、ある時からサイドメニューも含めて大分様子が変わりました。
私は滅多な事で”まずい”とは思わないのですが、どうもフードスタイリストのアドバイスはピンボケしているのでは?と感じてしまいます。
パッと見て分かる通りメインのおかずが無く、副菜を含めて”野菜攻め”の構成になっています。日本だと野菜は高コストなのである意味では太っ腹なのかもしれませんが、野菜好きの私でもバランスの悪さを感じます。
メインは海老の蒸しごはんなのですが、肝心の海老がカップ麺並に数えられるほどしか入っていません。ひたすら野菜・お米の繰り返しです。
ここまであからさまだと最近のヨーロッパにおけるテロや、中国の影響を考慮した細かなコストダウンではないかと想像してしまいます。
以前のJAL機内食と比較する
1年ほど前のJALの機内食です。ごろごろと入った栗と煮物に心がホッとします。器の大きさが同じだけに、今回の手抜き感がかなり明白です。小さな喜びの積み重ねは馬鹿にできない
以前どこかの記事に『客はご飯で航空会社を選ばない』とJALのコメントが出ていましたが、今や航空会社戦国時代で付加価値の差をつけるためには小さな積み重ねが欠かせ無いのではないかと考えます。そもそもビジネスクラスでは毎月のようにメニューに改良が施される事を思うと、先のコメントは矛盾しています。
文句があるなら高い運賃を払え!と言われれば元も子もありませんが、エコノミークラスの乗客も”様々なストーリー”を抱えて日々移動しているわけで、その点では上位のクラスと変わりません。
少しでも美味しいとか、楽しいと言った事を機内で感じる事が出来れば、良いストーリーの確立につながるのではと思います。くれぐれも小さな喜びは摘まないで欲しいと願うばかりです。