長い待ち時間をどう過ごすか?
ハノイ近郊のノイバイ国際空港は、ハノイの街から北に30km程離れており、周りは本当に何も無く夜は真っ暗になります。最新の高速道路とニャッタン橋でハノイの街とつながったものの、結局40分〜50分は掛かるのでそこまで近くなった印象はありません。
JALのJL752便やベトナムエアラインのVN310便は深夜発ですので、21時頃ハノイを出ると22時には空港内で時間を持て余すことになります。
懐かしのターミナル1に比べれば立派になった長椅子でゆっくりするのも手ですし、ファストフードやゴックスオン(ホーチミン市で有名な海鮮レストラン)等があるのでそちらで休憩するのもありでしょう。
イミグレーションの外は多くの人で混み合っていますが、実はほとんどの人がお見送りです。従ってエアサイド(出国後エリア)まで移動してしまえば、非常にゆったりしています。
ベトナムではまだまだ高価な海外旅。家族・親戚・友達一同写真を撮って旅人を送り出しています。
ノイバイ空港のJALビジネスクラス指定ラウンジを使う
空港の中を徘徊するのが好きな私ですが、今回は非常に疲れていたのでビジネスクラス指定ラウンジを使わせていただきます。もちろんいつものJMBサファイア特典の一つです。ノイバイ空港にはラウンジが3つあり、ベトナムエアラインのラウンジと、2つの共有ラウンジです。
日本の航空会社はもちろん、中国、中東系エアライン、果てはLCCのベトジェットまでをこの3つのラウンジでカバーしています。
Noibai Airport Business Lounge / ビジネスラウンジ
エスカレーターで上の階へ上がるとすぐに見えて来るのがシンプル名称の「ビジネスラウンジ」です。エントランスのスタッフは結構感じが良く好印象。様々な航空会社の影響下にあるためか、非常に丁寧な対応でした。中は想像よりもずっと広く、タンソンニャット空港のラウンジと比較すると二倍ほどの大きさです。時間帯に合わせて雑誌や新聞も入れ換えているようで、日本語の新聞や雑誌が豊富に揃っています。
温かいフォー完備。充実した印象のお食事コーナー
お腹がいっぱいだったので私はお菓子だけにしましたが、食事コーナーは思ったよりも充実しています。丁寧で美しい盛り付けのフォーはもちろん、ミートソースパスタやチャーハン、中華っぽいおかず、オードブルやケーキまであります。
ドリンクも充実しており、複数種類の缶ビール、ジュース、炭酸水、などなど全く事欠きません。
いちお重めのリカーも置いてありますが、かつて見た事が無い『従業員が注ぐので勝手に入れ無いでください』と言う謎の警告付。ワインはベトナム国産品のようで、ハズレを引くと頭がガンガンするので要注意です。
おばさまがお皿を片付けてしまったが・・・
少し席を外して戻ってくると、見事に飲みかけのお茶やケーキが片付けられていました。「しまった、もったいない事した〜・・・」と思ってキョロキョロすると、お片づけのおばさまと目が合いました。するとおばさま「あら〜いたのね〜ごめんね〜」と笑顔になって再度綺麗に配膳してくれました。おばさんの輝いた笑顔に私も嬉しくなってベトナム語でお礼を言います。
日本だとサービス業ですから当たり前の行動でしょうが、ベトナムで初対面の日本人にここまで自然に笑ってくれる事はなかなか無い気がします。根強かった外国人に対する拒絶感が緩んできているのかもしれません。
ビジネスラウンジはプライオリティパス未対応が惜しい!
今回はとにかく仮眠が主だったためエンジョイとまではいきませんでしたが、総じて雰囲気が良く清潔感のあるラウンジでした。タンソンニャット空港のように日本人に取り囲まれる事も無く、全くストレスがありません。何よりもスタッフの愛想が良いと言うのが私に取っては嬉しい誤算でした。
残念ながらこちらのラウンジはプライオリティパスに対応していませんが、別のラウンジが対応ラウンジとして指定されています。
【Priority Pass】ハノイ・ノイバイ国際空港にプラオリティパス対応ラウンジがオープン|ノイバイ国際空港T2 ベトナム