JALファーストクラスカウンターでチェックインする
いつも通りJGC専用カウンターでチェックイン手続きを行います。JGCのカウンターへ行くと珍しく先客でカウンターが埋まっています(と言っても2名ですが)。15秒ほど並んでいると左から「こちらでどうぞ」との声。
左側にファーストクラス用のカウンターがあるのですが、そこがガラガラだったためか受付をしてくれることになりました。
ANAだと立派な部屋のようなファーストクラスカウンターがあるそうですが、JALはあくまでオーソドックスなスペース。
最近のJALは利益が出ているのに、ところどころでコストダウンを感じます。つまり次の重要投資に向けた資金を、可能な限り減らさ無いようにしているのではないかと考えられるのです。
JAL787で席はプレエコ、サービスは普通のエコノミー
最初に限定アップグレードと書きましたが、その正体は”席はプレミアムエコノミー、ただしサービスはエコノミー”というものでした。つまりこの日はプレミエアムエコノミーも、エコノミークラス扱いで運行するとの意味になります。
席が変わるだけで全然違うので私は満足ですが、気になるのは「誰一人プレエミアムエコノミーを購入しなかった?」と想像出来る点です。
もしくはJAL側が最初から売らなかった事も考えられますが、あまり人気が無いのかな?と要らぬ心配をしてしまいます。
787-8の弱点は以前の767に比べるとエコノミークラスが少ない点と思われます。何しろ機体の半分がビジネスクラスなのですが、いつもエコノミーが満員、ビジネスはガラガラ・・・。
787-8のエコノミーはプレエコも合わせて123席、以前の767-300ERは175席、787-9で151席ですので、また767に戻されるのでは?と考えてしまいます。ベトナムエアラインとのコードシェアも近々終了しますし、便数が減る中で何かしらの変更が出るのではと思います。
JL751のエコノミークラス機内食:真夏のおでん!
今回の機内食もフードスタリスト監修機内食です。これから真夏のハノイに出向くのですが、メインはまさかのおでん!。降りた後に「何故おでんなのだろうね?」と話題になるほどでした。まず述べたいのは”味は美味しかった”事。おでんの昆布や大根は良く味が染みていて、味付け自体も非常に良かったと思います。またご飯も同じく良い具合に炊かれた茶飯。
珍しくサイドも絶品で、味噌の炒め物、パンプキンポテトサラダ共に家で作ってみたいなと思わせるほどでした。
様々な制限下で作られる機内食の努力が見えた
ふとサラダを見た時、急にこの機内食に対する「感謝」が浮かびました。ここ1年不満が募る機内食でしたが、今回の機内食については”限られた条件下での最大限の努力”が見えた気がしたのです。いつもであればドレッシングだけですが、何故かふりかけのようなものが添付されています。青のりやゴマが入っており、ドレッシングと混ぜて食べてみると全く違うサラダに思えました。野菜ってこんなに美味しく食べられるんだ!と発見があったのです。
私たちの普段の食事は「何かを作りたいので、この食材を買おう」とのアプローチをします。
しかし予算や製法の制限、食材、提供数・・・などなどありとあらゆる事を考える機内食は全く逆のアプローチをしなければなりません。おまけに私のように文句を言う客も居ます。
限られた制限の中で計算しつくし、最も満足出来る物が”おでん”であると導き出されたものであるとすれば、文句ではなく”賛辞”を送らなければなりません。別に提供されていた洋食もメインが鶏でしたので、やはりコストの制約はかなりのものなのでしょう。
私がお米と大根と昆布を渡されたらどうするでしょうか?。多分おでんは思いつかずに、とりあえず米をそのまま炊き、大根と昆布は適当に煮て終わりかと。
柔軟に一工夫出来るのがプロと素人の差ですね。
今回のJALハーゲンダッツはリッチミルク!
意外と楽しみにしている食後のアイスクリーム。前回クッキー&クリームでテンションの上がった私ですが、今回はリッチミルクでした。一体バニラと何が違うのか私には良く分かりませんが、毎回味が違うと楽しい気分になります。今回は努力を理解する大変良い機会となりました。努力を笑うレベルでは自分はまだまだだ未熟者です。沢山の人々の努力で支えられている飛行機の旅は、やっぱりとても楽しいものだと改めて実感したのでした。