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2016-08-28

アジアでウケる。不二家カントリーマアムお土産最強説|アジア

カントリーマアム Countrymaam
日本からアジアの皆様にお土産を持参する時「何を渡したら良いのか?」と悩む方も多いのではないでしょうか。今回は身近なお菓子で喜ばれた事例をご紹介します。




日本の伝統工芸品や高級海老せんべいを持参すると・・・

カンボジア cambodia
日本には世界でも珍しい「箱菓子文化」があり、1000円程度で購入出来るお土産の定番として重宝されています。

日本人が海外へ訪問する際にも、当然それらを持参しようと考えるわけですが、現地の方も人間なので当然嬉しい、嬉しくないが顔に出てしまいます。基本的には感謝の念を示しつつ「何をもらっても嬉しい」と言ってくれる人が多いですが、当然本音はあるわけです。

少し前に『日本の文化を知って欲しい』と、高級な漆の器やら絵を渡す場面を見た事がありますが、何だこれは?と相手が困惑していました。何が何だか分からない物を渡されても、どうしたら良いか分からない人がほとんどでしょう。

そこで、食べ物なら良いだろうと、高級な海老せんべいを持って行った人が居ますが、そもそもアジアの人々が須く塩辛いせんべいを好むわけもなく、これまた微妙な反応が返ってきたのでした。

カントリーマアムに狂喜するアジアの若者たち

カントリーマアム Countrymaam2
別の場面で、日本の袋菓子を沢山買って持参した人が居ました。

一つ一つのお値段は安いものの、美味しいお菓子で喜んで欲しいと、スーパーで厳選してきたご様子。その中にあった不二家のカントリーマアムを一緒に頬張りながら「確かに美味しいけど、クッキーなんて珍しくもないし反応なんて無いでしょ」と舐めてかかった私。

その10分後にとんでもない状況を目の当たりにします。

アジアの若者達が不安そうな目でカントリーマアムの袋を開けて口にすると『な、なんだこれは?!』と突然騒ぎ出したのです。

こんな美味しい物食べた事無いと、どんどん袋を開けていきます。20枚入っていた大袋はあっという間に空になっていました。

残っていた大袋も開けて、これは家族に食べさせるから!と小袋を嬉しそうに鷲掴みにして、あっという間に売り切れに。

[不二家] カントリーマアムミニバニラ

高価な箱菓子が200円のお菓子に負けてしまうとは、なかなか衝撃的な出来事でした。もちろん相手の職位によっても渡す物は変わってくるのですが、素直に喜ばれやすいのは、自分たちにとっても当たり前の物なのだなと深く勉強になったでした。




”日本人仕様の品”が旅行者のお土産になっている

吉祥寺 kichijoji-city
日本を歩いているアジアの旅行者の手元を観察するようにしているのですが、日本製の炊飯器に喜んでいたのは既に昔の話で、私たちが購入するような日用品を爆買いする現象が圧倒的多数を占めるようになってきています。

例えば東京都だと、銀座や浅草に集っていた外国人観光客が、買い物のために吉祥寺へ行くようになっています。

理由は簡単で「安くて選択肢が多いから」に他なりません。FacebookなどのSNSで、あれはここが安いといった購買情報が共有されているのです。

吉祥寺で購入されるのは、バブロンやハイチオールCと言った医薬品。吉祥寺の近辺には外国人に人気のジブリ美術館がありますが、その帰り道に吉祥寺での買い物が旅行者の定番になるとは、数年前に想像出来たでしょうか。

羽田空港や成田空港で、最後の買い忘れを防ぐための場所はコンビニになってきていますし、現地に近い物を求める人々の増え方が、非常に速いと思います。

3年前であれば日本すぎる物は遠慮してお土産にし辛かったのですが、訪日旅行者が増加したことで、むしろ「日本人仕様の日用品」がウケるようになってきました。

日本通は”抹茶”などその辺りのキーワードを事前に指定してくるので、それはそれでお土産選びに悩む原因になりつつあります。最近では桜も好まれるワードになってきました。




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