時計用の交換バンドをイギリスから輸入する
ある日郵便ポストに投函されていた小包。そこにはオシャレな王冠マークが印刷されていました。Royal=イギリスから届いた荷物である事が分かります。日本のアマゾンで時計の交換バンドを購入した私ですが、届いて初めてイギリスからの発送である事が分かりました。つまり思いがけず”輸入”を体験する事になったわけです。
パッケージは英語表記ばかりですが、開いてみると中には丁寧な日本語での挨拶カードと明細が入っていました。海外の企業だと怪しい記載が多かったりするのですが、自然な文章でまったく違和感がありません。
バンドの価格は一つ2000円ほど、しかもわざわざ国を超えて送る手間を掛けているのに、日本の業者から買うより丁寧な梱包とは恐れ入りました。
WatchGeckoウォッチゲッコーの高品質時計ストラップ"ZULUDIVERズールーダイバー"
(WatchGeckoのWEBページより)興味が湧いたので少し調べてみるとWatchGeckoはGeckota Limitedのブランドであり、イギリスで生まれた時計と関連補修部品のベンチャーである事が分かりました。
ヨドバシカメラあたりに行けば安いNATOバンドは沢山売っていますが、残念ながら安い=見た目もチープな製品が多いのが弱点でした。オメガだと純正品のバンドもあるそうですが、価格が高すぎて躊躇してしまいます。
WatchGeckoのNATOバンドは、イギリス発とは思えないほど非常に安いのですが、実際の商品は美しくしっかりとした造りです。
恐らく製造はイギリスではなく、人件費の安い東ヨーロッパや中国等でしょうが、見た目上の不満はありません。
後日談:購入後かれこれ2年位使用していますが、生地の裂けや部品の脱落等は一切ありませんでした。金属部分も処理が適切なのか、剥げすらありません。ここまで品質の良いバンドが2000円そこらで買えるとは、今になっても驚くばかりです。
世界中と商売が出来る能力が素晴らしい
海外へ行くと特に実感するのですが、日本は通販でも店頭でも、本当に何でも買える国で、わざわざ他国のECサイトなどに頼る必要性がありません。売る立場の側からすれば日本人に売っていれば十分な面もあり、どちらかと言えば日本国内で完結している場合が多いと思います。
一方で世界には、今回のWatchGeckoのように最初からイイギリス向けではなく、日本を含め世界中をターゲットに勝負を仕掛けているブランドもあります。
私が発注したNATOバンドと全く同じ物を、同じタイミングで装着して楽しんでいる人が、海外にも沢山居るのです。競争的が出来る品質・価格であれば、物が溢れた世界の市場でも十分競争が出来るのです。
またウォッチゲッコー社が英語以外の言語でも販売に対応しているのは勉強になる点です。
クラウドソーシング、アルバイト等々、色々な手法はあるでしょうが、昔に比べると低コスト、そしてスピーディーに多言語対応の手段を用意する事も出来るわけで、最小限の投資でビジネスが展開しやすくなっていると言えます。
ちなみにこの商品が気に入った私は、持っていたカシオのプロトレック用にバンドを追加発注してしまいました。値段が安いので気軽に色違い、仕様違いを選べるのは楽しいところです。
ZULUDIVERブランドには大満足で、このブランドは今後も結構伸びるのではないかと勝手に考えています。