緊張感か真剣さか、JAL414便に感じる気品
フィンランドからのフライトは最近搭乗回数の増加著しい787-8型機による運行です。ヘルシンキ・ヴァンター国際空港はそこまで規模が大きくないためか、トランジットする前も後も、バスでの移動となりました。偶然バスを降りた順番が早く、一番最初にタラップを上がって行くと男性CAさん(多分フィンランド人)と女性のCAさんが扉から身を乗り出して挨拶をしてくれます。ここまでウェルカムな対応をされると、長時間のフライトが楽しみになるものです。
業界の方に聞くところによると、最近は国内線〜国際線に関係無くローテンション勤務されるとの事で、特別人員配置が違うと言った事はありません。
しかしアジア路線と比較すると、どうにも機内の空気がビシッとしていて、違う航空会社にでも搭乗したかのような気持ちになります。
カツ丼風の”カツレツ丼”。JALエコノミー機内食その1
成田までの飛行時間が長いため食事は2回です。夕方出発便ですのでまずは夕食。和食のメインはカツ丼でした。ANAですと”カツカレー”が出たりしますが、JALではカレー類を見る事は少なく、カツ丼が比較的定番であるように思います。
サイドメニューは茶そばにサーモン。北欧で作られているだけあって、野菜の切り方などからヨーロッパの雰囲気を感じます。
カツ丼を良く見てみると何故か炊き込みご飯で、卵の閉じ方が非常にあっさりとしています。食べてみるとカツは”カツレツ”になっていて、思っていたカツ丼とは違いました。
これはこれで美味しいのですが、洋食屋さんのメニューを食べているような感覚です。
締めは定番デザートのハーゲンダッツアイスクリーム。今回はバニラ味です。容器が日本のものより縦長になっています。
最近の便ではバニラ以外の味も登場するようになり、普段はスーパーで(高すぎて)敬遠してしまうような、様々なフレーバーを楽しめるようになりました。
さり気なく工夫をいただけると、小さな旅の想い出として記憶に残ります。
リフレッシュメント。JALエコノミー機内食その2
成田到着は朝9時ですので、到着前に軽食が配布されます。暖かいハムチーズサンドとフルーツです。欧州のパンって本当に美味しいですよね。日本だと「ヨーロッパ系パンは硬くてマズイ」イメージがあったのですが、現地のパンはどれを食べても美味しく、パン文化の歴史の差を感じます。
機内の差は余裕の差?
いつも通り清潔な機内で、いつも通りのサービス内容ですが、何となく雰囲気が違うと思ったのは余裕の差にあるかもしれません。飛行時間の差や人員配置に差があるのかもしれませんが、余裕の無い雰囲気に満ち溢れ始めた日本だけに、せめて飛行機の中くらい余裕を感じさせてもらえると、非常に嬉しいところです。