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2016-11-24

本当に5分で完了、出入国審査自動化ゲートの利用登録を行う|成田空港T2 日本

出入国審査自動化ゲート登録スタンプ automated-gate-registration-stamp
数年前から運用が始まった出入国審査の自動化ゲート。パスポートの読み取りと指紋認証だけで出入国ゲートを通過出来るシステムですが、遅ればせながら利用登録を行いました。




日本人の出入国審査は自動化が基本となる

成田空港 Narita-Airport
最近世界各国で増えつつある出入国審査の自動化ゲート。日本でも導入が始まって以来、ビジネスマンを中心に利用者が少しずつ増えている印象です。

幸いな事に日本の出入国審査は処理速度が大変速いので、これまで待たされた事は都度ありません。

しかしオリンピックを控えマンパワーを活用するために「日本人(在住者)は自動化」、「海外からの入国者は入国審査官」との振り分けが決まっています。

当面は今回ご紹介する指紋認証ゲートでの実験が進みますが、より認証速度の速い顔認識(画像認識)ゲートの配置が既に決定しており、そちらは特別な登録が不要となる予定です。

自動化ゲート登録はとても簡単

出入国審査自動化ゲート登録スタンプ automated-gate-registration-stamp2
成田空港で時間があったので、出入国審査窓口の手前で自動化登録を行います。手順は次の通り。

1.書類に名前やパスポート番号といった基本情報を書く
2.書類を持って登録窓口へ行き、両手の人差し指の指紋を登録する
3.パスポートに「登録済」のスタンプを押してもらい完了
※パスポートの有効期限前日までが自動化登録の有効期限。パスポートを新しくした場合には新たに登録する必要がある。

3までの手続きが完了するとすぐに自動化ゲートを通過可能です。操作はいたって簡単、パスポートをスキャナに置いて、指紋を指示通り読み取らせるだけです。思った以上にスムーズに反応したため、あっという間にゲートがオープン。これで出国審査完了です。

スタンプを押してもらいたい場合は、通過後に窓口で願いをすると押してもらえるとのこと。そのあたり結構柔軟なのだな、と感心します。




結局縦割り行政の弊害で登録が面倒な事に?

成田空港 Narita-Airport2
しかしどうにも疑問なのは『なんで空港まで行かないと登録出来ないのか?』との点です。

最近運用が始まったシステムなので、確かにパスポート発行済の人は空港でも良いかもしれませんが、新規発行の人は発行と同時に登録出来れば良いはずです。そこで思いつくのはお役所の縦割り。

パスポート発行:外務省
出入国管理:法務省

どうやら二つの事象で縄張りが違うためか、そのあたりの連携が取れてなさそうな感じがします。利用者からすればただ面倒くさいだけの話ですが。

またパスポートが無効になると、いちいち再登録の必要があるというのもおかしな話です。マイナンバーで個人が特定出来るというのであれば、それと登録データを紐付け出来れば無効にならないのではないかと思います。

結局マイナンバーが各役所のシステムにうまく連動していないのでしょう。今更批判する気も起きませんが、一度やり出した事はしっかり活用して欲しいものです。




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