セルフシステムが仇に?大混雑のルフトハンザカウンター
ドイツ・フランクフルトからイギリス・ロンドンへの移動時に初めて利用したルフトハンザ・ドイツ航空。本来であればJALのマイルが貯まるのでワンワールド系を利用したいところですが、スケジュールの関係でスターアライアンス系のルフトハンザを選択しました。昔はカウンターで一個一個手続きしてもらった手荷物預けですが、最近はセルフサービスで預ける方式が急速に増えています。
ワンワールド系であればステータスのおかげで待つ事もありませんが、今回は久々のスターアライアンス。エコノミークラスなので特別扱いはありません。
10分程度の待ち時間であれば大して驚きませんが、目の前にあったのは長蛇の列。何の列だか、最初に理解出来ないほど混雑しています。航空会社のスマートなイメージとは異なる微妙な空気。
セルフ手荷物預け機のクオリティが低く、一人ずつの作業時間が非常に長くなってしまうのです。結局40分近く待たされ、乗る前から少々疲れてしまったのでした。
1時間でもフルサービス、ルフトハンザの機内食
手荷物預けを終え、少しだけプリオリティパスラウンジを覗いてから搭乗です。機材は日本やアジアの短距離線でもお馴染みのA320。シートの質は普通ですが、乗客を詰め込むためか前後の余裕はほとんどありません。日本人の私でこの狭さですから、欧州の方にはさぞ苦しいことでしょう。
わずか1時間のフライトですが機内食としてターキーサラミサンドイッチが配布されました。
黒パンがモソモソとしてまあまあのお味ですが、何も出ないより嬉しさが数倍上がるのは間違いありません。コーポレートカラーなのでしょうが、サンドのプラスチック容器も色が統一されており、なかなか上品です。
短距離便の場合LCCとの差をつけるのが本当に難しいと思いますが、機内サービスの差別化には限界がありますし、乗り継ぎ、マイルの加算、フライトスケジュールと言った付加価値の強化がより求められそうです。
IT対応が進む海外の航空会社
ところで今回の搭乗では全て”iPhoneをかざす”のみで搭乗する事が出来ました。EU圏はIT化が進んでおりボーディングパスはiPhoneのWalletアプリ(旧称:Passbook)に登録可能です。ゲートではアプリ画面に表示される3次元バーコードをかざすだけで通過出来ます。
日本の国内線でも同様のサービスは提供されていますが、何故か国際線は立ち遅れていて、例えばWEBチェックインをしてからJALのカウンターへ行くと、強制的に紙のボーディングパスを印刷されてしまいます。
Walletは非常に気が利き、搭乗日になるとロック画面にチケットが表示され、複雑な行程を組んでも搭乗時間をすぐに把握出来ます。
飛行機の搭乗時は、書類やらパスポートの準備に戸惑ってきた事が多いので、iPhoneにチケットをまとめられると非常にスマートです。
日本は当局の規制が色々と邪魔をしていそうな予感ですが、海外の旅行客はとっくの昔に電子チケットを使い始めているわけですので、オリンピック前には対応してくれればと切に思います。
おまけ:リモワとルフトハンザのコラボ
機内誌に出ていたRIMOWAとルフトハンザのコラボスーツケース。銀色のリモワはみんな持っていてつまらないので、個性際立つこのモデルは良いなと思いました(パイロットやCAさん向けの支給品に見えなくもありませんが・・・)。