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2017-01-21

荷物もWEBチェックインの時代が来る、RIMOWAリモワのエレクトロニックタグ|ドイツ

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搭乗手続きはWEBチェックインで手間無しになりつつありますが、まだまだ待たされるのが手荷物預け。それを解決するための電子タグソリューションを、リモワが開発したようです。




Electronic Tagで待ち時間がゼロになる?

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JALグローバルクラブの特典で毎月送られてくるアゴラという雑誌があるのですが、背表紙に出ていた広告が目に止まりました。リモワのスーツケースに液晶が埋め込まれており、そこにはいつも目にする手荷物のタグが表示されています。

通常手荷物を預けは航空会社のスタッフにお任せし、その人がタグを貼る仕組みとなっていました。また米系など一部の航空会社ではセルフ預けの仕組みも確立されており、自分で画面に情報を入力して出てきたタグを自ら貼り付けます。

今回開発された仕組みでは、Eインク式の液晶がカバンに埋め込まれており、スマートフォンで荷物のチェックインをし、そのデータをBluetoothで転送する仕様となっています。あとは空港の窓口で渡すだけの非常にシンプルな仕組みです。

カバンの付加価値アップか、ライセンスを売りにするか

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(RIMOWA WEBページより)

リモワがソリューションの提案に至ったのは、あえてリモワの高額なスーツケースを選ばせるための付加価値アップのためか、この仕組みを広く社会に普及させて、ライセンス料を他のメーカーや航空会社から徴収するためのどちらかではないかと推測します。

それぞれ一長一短で、”リモワにしか電子タグがついていない”となれば、搭乗回数の多い層は優先してそちらを選択すると思います。

一方大量の荷物を扱う航空会社が、リモワのスーツケースのためだけに、システムを合わせたりするでしょうか。どちらかと言えば電子タグの仕組みが普及した方が、人員コストや手間の削減などメリットが出てきます。

つまり手荷物のWEBチェックインが一般的になるまでは、スーツケースという商品の価値を高く維持出来、普及してからは仕組み自体のライセンスの価値が上がってくるのです。

私もいつかはリモワを買いたいと思っており特にEタグ仕様は最高に惹かれるのですが、値段も去ることながら立派すぎて家に置き場がない笑というのが結構深刻な問題だったりします。

やはり家が大きいであろう富裕層向けなんだな・・・と気が付かされてしまうのです。それに東南アジアではカバン自体を盗られるのではないかと心配になります。

ベトナムでは空港盗難がまだまだあるので、中身を全部捨ててネットで売るような強者も出そうで怖いです。

今のところ電子タグに対応する航空会社がルフトハンザとEVAエアのみとの事で、まだまだ普及には時間がかかりそうですが、Eタグが普及すれば無駄な行列が無くなり、紙ゴミも減るので是非社会に浸透して欲しいなと思います。




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