朝一のフライトで通勤する
以前休日明けに、朝一の便に通勤していた時期がありました。6:00前に羽田空港へ到着し、6:40には飛行機に搭乗。8:30〜45に福岡空港へ着くと、そのまま地下鉄空港線へダッシュして博多へ通勤します。福岡空港と街の中心部が近い故に成り立つ荒技ですが、問題は朝食を食べるタイミングです。家で食べると早すぎるし、空港で食事をする余裕はありません。
おのずと飛行機内での食事を考えるのですが、羽田空港の高すぎる空弁や、コンビニのお弁当は気が引けます。
『朝食機内食プレゼントキャンペーン』
そんな私を助けるかのように一時期行われていたのが、スターフライヤーの早朝機内食キャンペーンです。朝の数便に搭乗すると、無料で機内食がいただけるものでした。元から感じの良いサービスに、機内食まで提供されるのですから言う事ありません。
スターフライヤーの機内食(朝食)
こちらがスターフライヤーの機内食(朝食)です。綺麗な包装紙に包まれた、サンドウィッチのセットになっています。中身はサラダサンドとトルティーヤです。サンドは予想どおりでしたが、何故かのメキシカンなトルティーヤが少々新鮮。しかもコンビニのような工業製品感は皆無で、ラッブで包まれた手作りの食事に朝から心も温まります。
流石にコールドミールですが、朝食としては量は十分、しっかり野菜も入っていて美味しくいただくことが出来ました。
欧州やアジアの短距離線でも大抵このようなサンドセットが配布されますが、あえて袋で配布するのは片付けの手間もかからないし、良いアイディアだと思います。
机が広く使えるので、忙しい方は作業しながらでも食事が出来るメリットもあります。
おまけにタリーズの美味しいコーヒーやジュースなども無料で飲めるので、朝からホッコリした気分で博多までダッシュ出来たのでした。
今時コストコストで何でもカットですが、このようなアイディアやサービスは『また乗りたい』と思う要因にしっかりとなります。
当時私はとにかくお金が無かったのですが、より運賃が安くてまあまあな、S社をチョイスする事は全くありませんでした。
心や懐に余裕が無くなると、何でも金額で選択しがちですが、気持ちの良さや楽しさを忘れない程度の余裕は持ち続けたいものです。