大事過ぎてつけ辛くなったロレックス
市価より安く、新品レベルに整備されたロレックス サブマリナーデイトを譲っていただいた私。嬉しくて度々着けていたのですが、あろう事か早速日付表示の部分に引っかき傷をつけてしまいました。ROLEX ロレックス サブマリーナーデイト Ref.16610購入記|日本
傷にショックを受けたのは言うまでもありませんが、最近では新品でも中古でもビックリする価格なので、小心者の私は更なるダメージのプレッシャーに勝てなくなってきたのです。そこで考えたのがハイ・ローミックス体制。
そこそこなレベルの時計を追加で購入し、大事な時だけでサブマリナーデイトを投入する事にしました。しかし時計に使える予算はほとんど残っていません。出来れば資産価値の高いロレックスが良いのですが・・・。
ロレックスのディフュージョンブランドTUDOR
中古時計屋さんのWEBサイトを眺めながら「なかなか思った通りの品が販売されない」と落胆する日々。諦めかけた頃iPadを眺めていると、突然これまでに無い低価格の時計が表示されたのです。ブランド名はチューダー。欲しかったロレックスではありませんが、チューダーはロレックス社が作った普及帯ブランドとの事で、信用はバッチリです。今は別ブランドである事をあえて強調しているようですが、部品をそれぞれのブランドで共用していた時期もあると聞きます。
他の中古品と比べても何故だか10%ほど安く、なおかつほとんど新古品と呼べるレベルである事に気がつきます。これはチャンスと思い、起き上がってダッシュでお店へと向かったのでした。
プリンス デイトデイのモザイク柄仕様
購入したのはチューダー プリンス デイトデイRef.76200です。3時方向の日付以外に曜日の表示が12時方向に付いています。ロレックスでも”デイデイト”と呼ばれる同様の機能が付いたモデルがあるのですが、信じられないお値段でとても買えません。こちらなら雰囲気は似ているのに価格は10分の1程度です。気のせいか日付の拡大レンズ部分(サイクロップレンズ)がサブマリナーより見辛い気もしますが、全体的な視認性は全く問題なく、くっきりとした曜日表示にプレミア感を感じます。
文字盤は珍しいモザイク柄。本当は黒か白の文字盤が欲しかったのですが、後で調べてみるとそちらの中古品は1〜2万円程高くなっています。
どうやらモザイク柄は不人気なのか、安値で放出されたようです。最初は好きになれなかった柄ですが、慣れてくると珍しい見た目にむしろ愛着が湧いてきます。
ガラス面はサファイアクリスタルなのでロレックスと同じ。ベゼルが無いので、ガラス面が外に向かって張り出しているのが特徴的です。同じ型番でデイトジャストのような凹凸ベゼルもラインナップされています。
ブレスレットの金属部分に光沢感があるので、サブマリーナーの物と比較すると重厚感はありませんが、これはこれでそれほどチープな印象ではありません。
ケースサイズが36mmと小さくフォーマル向きのデザインだと思うので、NATOバンド化はせずそのまま使用する予定です。
新品クォーツ時計を買うよりもお得?
元々2016年に新品で購入された個体で、そのまま中古に出された様子。本体には傷一つ見当たりません。新古品と言って良いレベルで、純正の箱や付属品一式もピカピカです。それでいて定価の30%オフですから、非常に良い買い物が出来たと思います。アマゾンを見ていると有名ブランドの高級クォーツ時計が、今回の新古品より高く売られています。
デザインや性能などに明確な差がありますし、そもそも完全な新品ですから比較対象とすべきではないかもしれませんが、将来的な資産価値までを考えると中古機械式時計の方が買って損は無いかもしれません。