地方都市の方が進んでいる?サークルKのコンビニカフェ
以前ご紹介したどこかにマイル徳島編で四国へやってきた私。行った事がなく、なおかつ地方都市の現状を見たかったので高知県まで足を運びました。一番大きそうな商店街で写真を撮りながら歩いていると、ふと目に付いたのがK'S CAFEと書かれた落ち着いた雰囲気のカフェでした。
近づいて見てみると看板にはCIRCLE Kの文字が入っています。?と思いつつ周囲を見回すと、ビルの裏はコンビニのサークルK。中へ入ると、カフェとコンビニが中で繋がっていて、半々ずつ共用となっておりました。
「こんなに大きいカフェ併設のコンビニなんて見た事無い!」と驚いたのは言うまでも無く、コーヒー一杯210円からというコンビニ界では強気のお値段にも感心します。
コンビニとカフェの間はお土産物屋さん
周囲を見渡してみると、更に驚くのがお土産物屋さんが併設されている事です。如何にも古臭い感じではなく、若い人でも外国の方でも入りやすいオープンな印象の店舗になっています。中へ入ってみると、アジアからの旅行者の方がお菓子などを楽しそうに選んでいました。お店に入りやすい雰囲気は非常に重要で、異国の人からすれば日本語オンリー=不安に繋がるのではないかと思います。
以前韓国へ行った事があるのですが、地元のお店はハングル文字ばかりで、入ってみたいけど勇気が出ない・・・と諦めた事が多々ありました。だからこそ訪日旅行者の方の不安はとても理解出来ます。
旅行者目線で困るのは、とにもかくにもトイレ!
この複合型店舗の極め付けは、入りやすく清潔感のあるトイレが併設されていた事です。旅行者目線で考えると一番悩むのは「食事とトイレ」だったりします。食事はトリップアドバイザーで適当に探せば、当たりかハズレかは別として何とかなるものです。しかしトイレは異国の方にとってなかなか見当がつき辛いと思います。街の真ん中に「誰でもどうぞ」とお手洗いが設置されていれば、非常に感謝される事は間違いありません。
コンビニ、カフェ、お土産物屋さん+お手洗いという一見珍しい組み合わせでしたが、旅行者からすると非常に使い易い組み合わせですし、店舗側にしても「ついで利用・ついで買い」を狙える好配置でしょう。
東京や大阪など都市圏の方が外国人旅行者に優しいと思われがちですが、地方都市ならではの創意工夫が発揮されている場所が増えてきています。都市圏は立地であぐらをかいている分、地方都市の取組みを見習わなければならない部分が増加しそうな予感がします。