ビジネス乗降客の多い広島空港
人生初の訪問となった広島空港。地方空港としては大きな部類に入るターミナルには、国内線と国際線のカウンターがそれぞれ設置されています。広島には自動車といった大規模産業があるためか、ビジネス利用の乗降客を多く見かけます。たまにスーツ姿の白人も垣間見え、なかなか侮れない空港である事に気がつかされました。
誰でも使えるビジネスラウンジ もみじ
少々広島の中心地から遠いのがこの空港の弱点ですので、少し早めの高速バスでターミナルへと戻ってきました。お土産は購入済みですので、ビジネスラウンジで待つ事にします。ラウンジの名前は”もみじ”。比較的最近設置されたのか、今風のデザインで清潔感のあるエントランスです。
もみじ饅頭サービスと日本酒の試飲
爽やかな受付の方にクレジットカードを提示して入室します。私はカードの特典で無料ですが、一般の方でも一人1620円で入室出来ます。さりげなく嬉しいのがもみじ饅頭のサービス。一つ無料でいただく事が出来ます。ちなみに人生で初めてもみじ饅頭を食べました。
室内は日本の空港ラウンジにありがちな古臭いデザインではなく、落ち着いた照明と白い高級感のある椅子で統一されており、大変好印象です。
惜しいのは窓が無い内側の部屋である事。これで窓から飛行機が見られれば、抜群の雰囲気なのですが・・・。
今までこのようなスタイルは見た事が無いので、付加価値の付け方として面白い取り組みです。
早速先程のもみじ饅頭をおつまみにして一口お酒をいただきます。
飲むと非常にフルーティーで、すっきりとした甘みのある素晴らしいお酒でした。銘柄を忘れてしまいましたが、お土産で買えば良かったと後悔しています。
豊富な雑誌類
私は古い人間なので、雑誌が沢山置いてあると嬉しくなります。iPadとかMacとかを沢山持っていますが、基本的に画面をずっと眺めているのが嫌いだったりします。ピーターパンの絵本しか無いか・・・と諦め気味に裏へ回ると、旅行系の雑誌や経済誌が大量に置いてありました。日経ビジネスならまだしも、アソシエが置いてあるのは高得点です。
どんな場所でもお客様目線で準備をしてくれていると、良い部分は必ず伝わってきます。成田空港や羽田空港の大きなラウンジより、地方空港のラウンジの方が最近は満足度は高いと思うのです。
今回は地域独特の付加価値が非常に特徴的で、私にとっては大変な好印象でした。今までに無い体験をすると記憶に残るものです。
日本中にプラス1の努力をしてくれるラウンジが、もっと増えてくれれば嬉しいなと感じます。