機材のボロボロさがマシになってきた
今回はハノイ発香港便。短距離ながら国際線です。距離が短いので国内線と同じエアバスA321でのフライトとなります。ベトナムエアラインとのお付き合いはかれこれ4年ほど経過しましたが、まだまだ他国のキャリアには及ばないとは言え、大分まともになってきたなとの印象です。
リクライニングしたまま戻らないシート、蹴らないと閉まらないトイレの扉、翼から染み出した油がこびり付いた窓(ジェット機って油漏れて良いのか?笑)・・・などなど、ここ1年ほどであまり見かけなくなったのは、改善が進んでいるからではないでしょうか。
ANAの投資を受け入れたのも、したたかに「美味しいところをいただきたい」というのが正直なところでしょうし、ANA側にとってはアジア路線を拡充したいというWINWINな関係だからこそ成り立ちます。
とは言え商社系のANAと、ベトナム国営企業で感覚が合うのだろうかと、他人ながら相変わらず心配になります。
機内食(昼食)
短距離の国際線でもしっかり2種類から機内食を選べるベトナムエアライン。ビーフorチキンとの事で、チキンとチャーハンのセットを選びました。気のせいか以前よりお盆や食器類が淡い色で、オシャレになったような感じがします。全体のメニューもベトナム過ぎない、万人受する献立です。
メインはチキンのグリルとチャーハン。
どこかで食べた事があるような定番メニューですが、ボリューム感がありつつ上品な配膳でなかなか好印象。ただ口にして一つ思ったのが以前より味が落ちたという点です。
前はもっと手作り感があって美味しく感じたのですが、なんだか日本のコンビニ弁当や日系航空会社の機内食のようで、まとまり過ぎているような気がしました。味に特徴が無いというか、風味が弱いというか、以前感じた部分が消えています。
マニュアル化されて均一になったサービスは、我々乗客が安心感を持つための重要な要素ですが、また一つベトナムらしい面白さが無くなってしまったのか・・・と少々がっかりしたのでした。