誰でも入りやすいロングバー
シンガポールから帰るまでに時間があった私。特別行きたい場所も無かったので、なんとなく思い出したシンガポールスリングを飲みに行ってみる事にしました。シンガポールスリング自体はどこでも飲めるカクテルですが、せっかくですので発祥地であるラッフルズホテルへと向かいます。やってきたのはロングバー。てっきり敷居が高くて入り辛い場所だと思っていましたが、周りは観光客だらけでおしゃれな居酒屋のような空気になっています。
麻袋のピーナッツが食べ放題!殻は床に捨てる
テーブルは白人の観光客でいっぱいですが、カウンターは空いているので早速座る事が出来ました。「シンガポールスリングください」と言うと「やっぱりそうですよね!」と感じの良いお兄さんが返答してくれます。机の上に不自然な麻袋が置かれていますが、中には大量のピーナッツ。高いサービス料を後から徴収されますので、当然の事ながら食べ放題です。殻を割ったら床に捨てる(!)のが礼儀。私は躊躇して机の脇に寄せて置いておきましたが・・・。
高価なシンガポールスリング
しばらくしてやってきたシンガポールスリング。お値段26SGD++。++というのはサービス料と税金が加算される事を指すので、26シンガポールドル+10%のサービス料と7%GST(物品サービス税)を合計して30SGDが最終価格になります。この時のレートは90円ですから、一杯2700円もするのです!(ホテルなのでそれ位普通かもしれませんが)
発祥の地でシンガポールスリングを体験出来る高揚感はもちろん、バーのスタッフがなかなか楽しい人達で、日本について様々な質問をされたり、シンガポールについて質問をしてみたり、会話が楽しかったので私は適正な対価であると感じました。
ところでカウンターからは入口の様子が見えるのですが、結構な数の日本人の方々が躊躇して帰られているのが散見されました。確かに白人ばかりで入り辛いし、値段が非常に高いのは事実です。
しかし考えて欲しいのは、シンガポールに人生であと何回来られるのか?ということ。こういった場面で躊躇してしまうのは勿体無いことだと個人としては思ってしまいます。
人それぞれですが、大事な人が一緒だったり、記念日に「いやー高いから・・・」と一歩引いたら、それはそれで悪い思い出になってしまうのではないでしょうか。経験にはお金を出して損はありません。