おじさんも警備員もネット動画鑑賞とFacebookが普通
ご存知の通りベトナムは発展途上国であり、各人の平均的な収入を考えるとスマートフォンは高級過ぎて普及しないのではないか?という先入観を持つ方が多いのではないでしょうか。しかしながらここ3年程で、都会であるハノイやホーチミン市ではノキアのGSM携帯電話からスマートフォンへと、完全に置き換わった感があります。
大量に中国のEMSで製造される安いスマートフォン本体と、無料OSアンドロイド、無料ITサービスの数々が上記の動きを支えたのは想像に難しくありません。
高級な製品を製造する→少しずつ普及機で価格を下げていくという、日本人には当たり前の感覚が全く通用しないのです。
一見仕事をして無さそうなベトナムのおじさんが、突然タブレットを取り出してFacebookをやりだしたり、警備員のお兄さんがストリーミングで動画を見ていたり、暇つぶしの数々が、実はIT産業の活性化に繋がっているような気がします。
既に3割の国民がスマートフォンユーザー
こちらはベトナムスマートフォンユーザーの予測。ベトナムの人口はおよそ9000万人ですので、現時点で2800万人、国民の3割がユーザーである計算になります。既に一度試しましたが、実効速度の速い4G通信の提供も始まり、スピードの遅い既設のADSL回線とは雲泥の差です。
街の見た目は古いのに、スマートフォンを介した物事の動きは日本以上に先進的になっていく・・・。若さと変化のスピードを武器に、そんな事を近い内に実現していく気がします。
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